エルメスを知る!人気バッグの名前やおすすめを教えます♪
革製品のブランドとして知らない人はいない、と言っても過言ではないほどに有名なHERMES(エルメス)。しかし実際にどんなラインがあって、デザインもどんなものなのかよく知らない方も少なくないはずです。
今回はそんな方のために、人気のラインをおすすめバッグと一緒にご紹介します♪入手困難なモデルや人気なバッグなど、エルメスをよりよく知って、あなた好みのバッグを見つけてみましょう!
エルメスがトップブランドになるまでの道のり
エルメスは1837年、フランスのパリに開いた馬具工房から始まりました。当時の顧客の中には、歴史的に有名な偉人ナポレオン三世やロシア皇帝など、名だたる人物が多くいたそうです。当時のエルメスは、洗練されたデザインと、品質の良さが認められ、上流階級の人々が愛用している高級品でした。そして、1878年に創業者ティエリー・エルメスの息子、シャルル・エミール・エルメスの時代にパリ万博で出した鞍が金賞を獲得。その質の良さをフランス中に轟かせました。
その後、1892年にバッグ、1927年にアクセサリーや香水など、事業の多角化に取り組み今の地位に至るのです。
エルメス初の音楽関係とのコラボレーションは THE ALFEE という、日本とも馴染みの深いハイブランドです。
由来がすごい!エルメスバッグの名前をご紹介
そんな多彩な歴史を持つエルメスは、バッグの名前の由来も感嘆するようなものが多くあります。
元々は違う名前だったバッグが、ある出来事で名前が変わったり、ある有名人が使っていて有名になったり…世界的ブランドならではですね。
ケリー
ケリーバッグは、1935年に「サック・ア・クロア」という名前で登場したハンドバッグでした。
のちに、「ケリー・バッグ」として名前が変わるのですが、変わったきっかけをご存じでしょうか?ケリーバッグとモデルネームが変更されたのは1955年。モナコ公国の公妃、グレース・ケリーがパパラッチを避けて、妊娠中のおなかを「サック・ア・クロア」でとっさに隠したことが報道されました。
エルメスはその出来事で人々の注目がバッグにも向かっていることを知り、モナコ公国の許可を得て名前を「ケリー」に変更したのです。それからというもの、エルメスの「サック・ア・クロア」は一躍有名なハンドバッグとなり、今も世界中の人々に愛され続けています。
公妃が使っていたこともあり、見た目はとても上品、付属のクロシェットがアクセントになって美しくも可愛らしいアイテムです。
コンスタンス
誕生から約50年以上の時が経つバッグ、「コンスタンス」。
1967年、エルメスは女性デザイナーにバッグのデザインを依頼したことが始まりと言われています。当時、ちょうど赤ちゃんを身ごもっていたデザイナーの女性は、このバッグに娘の名前である、「コンスタンス」と名づけました。
そんなコンスタンスが有名になったのは、第35代アメリカ大統領のジョン・F・ケネディの妻ジャクリーンが愛用していたことがきっかけ。
少しスポーティな要素を持ち合わせたアーバンなデザインのショルダーは、エレガンスが溢れるアイテム。母から娘へと受け継がれるタイムレスな逸品です。
フロントのHマークが印象的で、カジュアルコーデをアップデート。あまりの人気に入手困難になることもあるので、見かけた際は是非手に取って見てみてくださいね。
使いやすいだけじゃない、魅力的なデザイン♪
また、トップブランドの一角でもあるエルメスは魅力的なデザインも数多く存在します。 特に注目すべきポイントは、馬具から着想を得たバッグたち。現代で普段使いに活用できるように作り変えた発想とデザイン性は目を見張るものがありますね。 形も可愛らしいので、カジュアルに合わせたい方は必見です。
ピコタン
なんとも可愛らしい響きの名前を持つバッグ、ピコタン。2003年に発売されて以来、シックなカラーや春を思わせるような淡いパステルカラーまで、豊富なカラー展開が魅力的なハンドバッグでした。
そんなピコタンの名前の由来は、中世のフランスから。中世フランスでは、牛や馬の餌を入れるボワソ一升の4分の1を「ピコタン」という単位で表していました。バルーン型のような、バケツ型のような形をしたピコタンバッグは、牛や馬が歩きながら餌を食べることができるバッグの形をオマージュしてデザインされたと言われています。
その収納力と簡単に持ち運びできる特性を引き継いで、使いやすい形に改良し続けられています。柔らかい質感のレザーにスマートなフォルムが身長や体形を選ばず、カジュアルコーデにも上品なコーデにも合わせやすいデザインとなっています。
サイズも様々で、肩に掛けられるほどの多きさのものから手提げでラフに持って行ったりと楽しみ方も様々です。
エブリン
こちらも馬具用品から着想を得て生まれたエブリンは、パンチングで開けられたHマークが特徴的なショルダーバッグ。この「エブリン」という名前は、1978年馬具工房のディレクターであった「エヴリン・ベルトラン」の名前にちなんでつけられたそうです。
そんな彼が考えたのが、中のものをとりやすくするための広い口、収納力が高いマチ、衛生面を保つための通気用の穴をあしらった機能的なバッグ。これがエヴリンの元となるバッグでした。そんな、エブリンは普段使いしたくなるほど機能的。パンチングであけられたHマークが上品さをプラスしてくれます。
カラーや素材の展開も多く、好みによってバッグを変えて楽しむこともできます。ショルダーバッグなので使いやすく、両手も空くのでアクティブな日にはもってこいですね♪
女性の憧れ!入手困難な人気バッグ
ここまで有名なエルメスのバッグをご紹介しましたが、次に紹介するのもエルメスの顔として忘れてはいけません。ケリーバッグと同等の人気を誇り、女性の憧れとして君臨し続けているバッグ、バーキンは飛行機の中で生まれました。
バーキン
エルメスの代名詞とも言われる「バーキン」。1984年、パリとロンドンを結ぶ飛行機の中で「バーキン」は誕生しました。
イギリス人女優ジェーン・バーキンが機内で隣り合わせたのは、エルメスの会長ジャン=ルイ・デュマ。
とあるきっかけから、彼女は母親になったばかりの自分のニーズを満たすようなバッグがないとこぼしました。
その彼女のために作ったバッグこそ、バーキン。
バスケットの中身がすべて収納できるうえ、おしゃれなバッグを目指して作られたバーキンは、
その見た目の美しさと収納力の高さから、今や世界中の女性が憧れるバッグとなったのです。
ケリーと対に見られることの多いバーキン。見た目もケリーと違い上品すぎないカジュアルな印象を持っています。
大きく開くバッグの口部分にはケリーと同じくカデナとクロシェットがあり、見た目にエレガントさも加えてくれますね。
収納力も申し分なく、普段使いに仕事にと活躍する場も少なくありません。女性の憧れと呼ばれるバーキン、カラーを選んでコーデを上品に仕上げましょう。
ハイブランドを楽しむために
そんな憧れのエルメスですが、有名な分値段が高くてなかなか手が出せなかったり、偽物が出回ってしまっていたりと考えなければいけないこともたくさんあります。
中には新品を購入しようとしても、人気が高すぎてバッグを手に入れるのに何か月も待たなければいけない場合も…
そこで次からはよりブランドを楽しむための方法や注意点をご紹介いたします。
話題のリユースでヴィンテージを楽しむ
実は近年巷で話題に上がっているリユースのブーム。その勢いはとどまるところを知らず、最近では個人間での取引を行うアプリなども流行しています。
なぜリユースにブームが起こっているのでしょう?
リユース品の一番のメリットは定価よりも比較的安く手に入ることです。もちろん使用しているアイテムがほとんどですが、未使用や未開封も少なからず存在し、若干低い値段で取引されていることもあるのです。また、エルメスは毎年新色を出しており、カラーバリエーションがその年によって違うことも。
そんな生産終了してしまった自分好みのヴィンテージアイテムを見つけられるかもしれないのです。
偽物に注意!買わないためにも
リユース品でも、気を付けなければいけないのが偽物の存在です。特にエルメスのコピー品(偽物)は沢山出回っているのが現状です。
せっかく憧れのエルメスを手に入れたのに偽物であれば耐え難いものがありますね。
縫い目や金具で偽物を見分けると言っても、画像だけでは判断がつかないことも…。
偽物をつかまないためにも、詳細画像でチェックしやすい商品を選ぶか、鑑定士が本物と鑑定したものを購入するようにしましょう。
コピー品の流通は法律で禁止されています。間違って買ってしまわないように、最新の注意を払って選んでくださいね。