ロレックスのアイスブルー(水色)文字盤はなぜ高い?デイトナやデイデイトなどの人気モデルも紹介
ロレックスにはさまざまなカラーの文字盤があり、同じモデルであってもその色合いによって雰囲気が大きく異なります。透明感のある水色が特徴的なアイスブルー文字盤は、ロレックスの数ある文字盤カラーのなかでも特別な存在です。本記事では、アイスブルー文字盤の特徴や採用モデル、高価な理由について紹介します。
ロレックスのアイスブルー(水色)文字盤とは
ロレックスのアイスブルー文字盤とは、その名の通り上品で涼しげな水色が印象的な文字盤のことです。透き通るようなアイスブルーの文字盤はロレックスの数ある文字盤カラーのなかでも特別視されており、稀有な存在として絶大な人気を誇っています。
アイスブルー文字盤がロレックスに最初に採用されたのは1990年ごろで、最上級モデル「デイデイト Ref.18206」はアイスブルー文字盤を持ったロレックスの記念すべき一作目です。その後、 「チェリニウム Ref.5241/6」や「デイトジャスト」などのドレスモデルへとバリエーションを広げていきます。
現行モデルでは、コスモグラフデイトナとデイデイトで採用
アイスブルー文字盤は、ロレックスで使用されている素材のなかで最高峰の素材であるプラチナを使用したモデルでしか採用されません。現在、アイスブルー文字盤が採用されているのは「コスモグラフデイトナ」と「デイデイト」のみで、希少かつ最高級の文字盤として時計愛好家たちの憧れの的となっています。
他のブルー系文字盤との違い
ロレックスのアイスブルー文字盤は、「サンレイ仕上げ」と呼ばれる特殊な加工を表面に施すことによって上品な光の反射が楽しめるようになっています。また、PVDによるコーティング処理も施されており、高い耐久性を兼ね備えている点も特徴です。さらに、プラチナ素材に馴染みやすいように色彩が調整されているため、他のブルー系文字盤にはない透明感があります。
ロレックスのアイスブルー文字盤モデルはなぜ高い?
アイスブルー文字盤が採用されたモデルはロレックスの数あるモデルのなかでも最高クラスに位置づけられています。ここでは、アイスブルー文字盤を採用したモデルが高額な理由について紹介します。
アイスブルー文字盤はプラチナモデルにしか採用されていない
アイスブルー文字盤はプラチナモデルにのみ採用されており、ロレックスにおけるプラチナ素材はステンレス素材やゴールド素材よりもランクが高い素材となっています。なお、プラチナ素材であれば必ずアイスブルー文字盤というわけではないため、購入時には文字盤の色を確認するようにしましょう。
プラチナモデル自体の生産数が少ない
プラチナモデル自体の生産数が少ないこともロレックスのアイスブルー文字盤が高額な理由のひとつです。プラチナモデルは素材自体の希少性が高く、生産数が少ない傾向にあります。さらに、近年プラチナは自動車部品などに使用されることも増えてきており、需要に供給が追いついていないこともプラチナが高額になりやすい要因と言えるでしょう。
生産中止になるという情報が広まっている
アイスブルー文字盤を採用した「コスモグラフデイトナ」が生産中止になるという情報が広まったことも価格を高騰させている要因のひとつです。生産中止になるとその希少価値は自ずと上がるため、生産中止になる前に購入しておこうとする人が増え、価格が急激に上昇するというケースが多々あります。「コスモグラフデイトナ」のアイスブルー文字盤モデルもこのような影響により、市場での取引価格が跳ね上がったのだと考えられます。
ロレックスのアイスブルー文字盤モデルを紹介【メンズ】
ロレックスでアイスブルー文字盤を採用したモデルのなかで、男性向けのものをいくつか紹介します。
ロレックス コスモグラフデイトナ Ref.116506 アイスブルー文字盤
2013年にデイトナの誕生50周年を記念して登場したモデルです。研磨が難しいといわれるプラチナを採用し、インダイヤルの縁取りとセラミックベゼルが独自のブラウン仕様となっています。ロレックスの王様と呼ばれる「コスモグラフデイトナ」のなかで、アイスブルー文字盤を備えた「Ref.116506」は非常に高い人気を誇るモデルとなりました。
ロレックス デイデイト Ref.228236 アイスブルー文字盤
2022年に登場した「デイデイト Ref.228236」のアイスブルー文字盤モデルは、加工が難しいプラチナ素材でフルーテッドベゼルを作ることに成功しました。また、ブレスレット部分には「デイデイト」のためだけに作られたプレジデントブレスが採用されており、アイスブルー文字盤の高級感と相まってより特別感のあるモデルに仕上がっています。
ロレックス デイデイト Ref.118296 アイスブルー文字盤
ロレックスの最上位モデルである「デイデイト Ref.118296」のアイスブルー文字盤モデルは、シンプルなデザインでありながらラグ部分にダイヤモンドが装飾されています。現行モデルよりもベゼル部分がフラットな作りとなっており、腕元にも馴染みやすいコンパクトなデザインです。
ロレックスのアイスブルー文字盤モデルを紹介【レディース】
ロレックスでアイスブルー文字盤を採用したモデルのなかで、女性向けのものをいくつか紹介します。
ロレックス デイデイト Ref.118206 アイスブルー文字盤
2001年のフルモデルチェンジに合わせて登場した36mmサイズのモデルで、全体的に丸みを帯びたクラシカルなデザインで話題になりました。エレガントな雰囲気のローマンインデックスと高級感あるアイスブルー文字盤が見事に調和しており、「デイデイト」の傑作とも言われています。
ロレックス デイトジャスト Ref.179166G アイスブルー文字盤
2003年に発売された「デイトジャスト Ref.179166G」のアイスブルー文字盤モデルは、インデックス部分に10個のダイヤモンドが散りばめられています。アイスブルー文字盤、プラチナ素材、ダイヤモンドの組み合わせにより、ラグジュアリーな雰囲気でありながら上品な印象を与えます。
ロレックス チェリーニ チェリニウム Ref.5241/6 アイスブルー文字盤
「チェリーニ」シリーズはモダンなデザインが特徴的で、オイスターケースを採用していないためコンパクトな見た目に仕上がっています。「チェリニウム Ref.5241/6」のアイスブルー文字盤モデルは、「チェリーニ」ならではのクラシカルな外観に高級感あるアイスブルー文字盤がマッチしており、革製のベルトによって引き締まった雰囲気に仕上がっています。
ロレックスのアイスブルー文字盤モデルをALLUで探す
中古ブランドショップのALLU(アリュー)ではハイブランドのユーズドアイテムを幅広く取り扱っており、アイスブルー文字盤を採用したロレックスが入荷することもあります。オンラインショップの商品を実店舗に取り寄せてコンディションを確かめることもできるため、ロレックスをお探しの場合はぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。
ロレックスのアイスブルー文字盤は、プラチナモデルのみで採用される希少な文字盤
ロレックスのアイスブルー文字盤の魅力や採用モデルについて紹介しました。アイスブルー文字盤はプラチナモデルにしか採用されておらず、希少価値が年々高くなっています。プラチナモデル自体の流通量が少ないということも、アイスブルー文字盤モデルが高額になっている理由のひとつと言えるでしょう。