ロレックスのパーペチュアルとは?自動巻き機構の歴史やオイスターパーペチュアルについても紹介
ロレックスの三大発明のひとつであるパーペチュアルは完全防水の腕時計に欠かせない機構であり、現代の腕時計作りの土台を築いた画期的な発明です。本記事では、ロレックスのパーペチュアルの魅力や歴史、「オイスターパーペチュアル」の人気モデルについて紹介します。
ロレックスのパーペチュアルとは?
ロレックスのパーペチュアルとはゼンマイが自動で巻かれる世界初の自動巻き機構で、着用時の腕の動きに合わせてローターが360度回転する設計となっています。このパーペチュアルはロレックスの三大発明のひとつであり、防水性・防塵性に優れたオイスターケースと組み合わせることで完全防水の腕時計が誕生しました。パーペチュアルは日本語で「途切れることのない」「永続する」などの意味があり、ゼンマイが自動で永続的に巻かれるということが由来になっていると考えられます。
ロレックスのパーペチュアルの歴史と変遷
ここでは、ロレックスのパーペチュアルの歴史について紹介します。パーペチュアルが開発されることになった経緯や、パーペチュアルが開発されたことによるロレックスの進化などについてチェックしてみましょう。
1931年、ロレックスが世界初の自動巻き機構であるパーペチュアルを開発
ロレックスは腕時計の防水性をさらに強化するため、1931年に世界初となる新しい自動巻き機構を開発し、それを「パーペチュアル」と名づけました。当時、防水・防塵性能が高いオイスターケースが発表されていましたが、ゼンマイを巻いた際のリューズのねじ込み忘れによって時計内部に水が侵入するというトラブルが多発していました。ロレックスはこの手巻きによるリューズのねじ込み忘れをなくすために自動巻きのパーペチュアルを開発し、オイスターケースの防水性を確保することに成功しました。
オイスターケースとパーペチュアルを組み合わせることで完全防水を実現した「オイスターパーペチュアル」はロレックスの原点と言われており、その後登場する「エクスプローラー」や「サブマリーナ」などのベースとなっています。当時の「オイスターパーペチュアル」は裏蓋が泡のように膨らんでいたことから、「バブルバック」という愛称がつけられていました。
1945年には、日付表示機能が追加されたオイスターパーペチュアルデイトジャストが登場
1945年、ロレックスの三大発明がすべて搭載された「オイスターパーペチュアル デイトジャスト」が発表されました。デイトジャストは3時位置に日付が表示される機能で、0時になった瞬間に自動で日付が変わります。ロレックスが誇る高度な技術力の賜物である「オイスターパーペチュアルデイトジャスト」は当時の時計業界に革命をもたらし、現在に至るまでの腕時計作りに大きな影響を与えたと言っても良いでしょう。
ロレックスの原点と言われるオイスターパーペチュアルの魅力は?
防塵・防水性に優れたオイスターケースと自動でゼンマイを巻き上げるパーペチュアルを組み合わせた「オイスターパーペチュアル」の魅力について紹介します。
自動巻きゼンマイのため、定期的にゼンマイを巻き上げる必要がない
着用時の腕の振動によって自動でゼンマイが巻き上がるパーペチュアルは、当然ながら定期的にゼンマイを巻き上げる必要がありません。オイスターケースは防水性や密閉性、耐久性が高いため、ホコリや水などが侵入しにくく衝撃にも強くなっています。つまり、この両者を兼ね備えた「オイスターパーペチュアル」は利便性が高く、普段使いしやすいという魅力があります。
デザインやサイズ展開が豊富で性別や世代を問わず選びやすい
「オイスターパーペチュアル」はデザインのバリエーションが豊富で、文字盤の色やインデックスを好みに合わせてカスタムできるため、同じモデルであってもデザインが被りにくくなっています。また、ボーイズサイズやレディースサイズといった小さなサイズも展開されており、近年はユニセックスモデルとしても注目されています。
比較的購入しやすい価格帯で幅広いシーンで使える
「オイスターパーペチュアル」はロレックスの数あるモデルのなかで比較的購入しやすい価格帯であるため、ロレックスのエントリーモデルとも言われています。ほかの人気モデルよりもリーズナブルな価格帯でありながら機能性とデザイン性のどちらにも優れており、シーンを問わず着用しやすくなっています。
ロレックスオイスターパーペチュアルの人気モデルを紹介
ここでは「オイスターパーペチュアル」の人気モデルを紹介します。ムーブメントやケースサイズ、文字盤のデザインなどに注目しながらお気に入りのモデルを見つけてみましょう。
ロレックス オイスターパーペチュアル Ref.277200
「オイスターパーペチュアル Ref.277200」は、3時位置の日付表示機能がないノンデイトモデルです。ケースサイズは31mmとなっており、少し大きめの腕時計を着用したい女性にもおすすめ。文字盤のカラーバリエーションは定番のブラックやシルバーに加え、ブルーやレッド、イエローなどのビビッドなカラーもあります。
ロレックス オイスターパーペチュアル Ref.276200
「オイスターパーペチュアル Ref.276200」は、28mmケースを採用したレディースサイズです。文字盤にはブラックやシルバー、ピンク、ブルーがラインナップされており、独自のブラッシング技術によって上品な光の反射が楽しめるようになっています。
ロレックス オイスターパーペチュアル Ref.124300
41mmケースの「オイスターパーペチュアル Ref.124300」はシリーズの中で最も大きなサイズで、シンプルでありながらしっかりとした存在感があります。ムーブメントには「Cal.3230」が搭載され、約70時間のパワーリザーブを誇ります。
ロレックス オイスターパーペチュアル Ref.116000
「オイスターパーペチュアル Ref.116000」は丸みのあるドーム型のポリッシュベゼルが特徴で、ケースサイズは36mm。オイスターブレスの中央のコマには無垢材が採用されるようになり、耐久性だけでなく装着時の操作性やフィット感も向上しています。
ロレックス オイスターパーペチュアル Ref.114200
ケースサイズが34mmmの「オイスターパーペチュアル Ref.114200」は「エアキング Ref.114200」の生産終了によって新たに「オイスターパーペチュアル」シリーズに加わりました。クロノメーター認定の「Cal.3130」を搭載し、 パワーリザーブは約48時間となっています。
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ロレックスが独自開発したパーペチュアルは世界初の自動巻きゼンマイ
世界初の自動巻き機構であるパーペチュアルは着用時の腕の動きによって自動でゼンマイが巻き上がるため、定期的にゼンマイを巻き上げる必要がありません。オイスターケースと組み合わせることでリューズのねじ込み忘れによる水の侵入を克服し、完全防水の腕時計が完成しました。オイスターケースとパーペチュアルを備えた「オイスターパーペチュアル」はほかのモデルよりも購入しやすい価格帯で、初めてロレックスを購入する方にもおすすめのモデルです。