2024.10.31

ロレックスGMTマスターのルートビアとは?カフェオレやタイガーアイなどの愛称についても解説

ロレックスGMTマスターのルートビア

「GMTマスター」はロレックスのアイコン的存在とも言える人気モデルです。なかでも、ブラウンにブラックやゴールドを組み合わせたツートンベゼルが目を引く「ルートビア」は、多くのロレックスファンを魅了してきました。本記事では「ルートビア」の特徴や魅力、愛称の由来について詳しく紹介します。

ロレックスのGMTマスターとは?

ロレックスのGMTマスター

1950年代に誕生したロレックスの「GMTマスター」は航空パイロット向けの腕時計です。当時の国際線パイロットのニーズに応えるため、「パン・アメリカン航空」からの要請でロレックスが開発したと言われています。なかでも、1955年に発売された初代「GMTマスター Ref.6542」はレッドとブルーのツートンベゼルが印象的な代表モデルです。

その後、1982年には初代のデザインを踏襲しつつ、スペックと機能面に改良を加えた「GMTマスターⅡ」が登場しました。3つのタイムゾーンを表示できる「GMTマスターⅡ」はパイロットやビジネスパーソン、旅行好きの方々に愛用されています。

ロレックスGMTマスターの「ルートビア」とは?

ロレックスGMTマスターの「ルートビア」

ブラウンにブラックやゴールドを組み合わせたツートンベゼルを持つ「GMTマスター」は、ファンの間で「ルートビア」と呼ばれています。ここからはその歴史や特徴、名前の由来について紹介します。

ブラウンにブラックやゴールドを組み合わせたベゼルが、アメリカの炭酸飲料「ルートビア」に似ていることが由来

「ルートビア」はブラウンとブラックのベゼル、またはブラウンとゴールドのベゼルを持った「GMTマスター」の人気モデルです。その独特の組み合わせがアメリカの炭酸飲料「ルートビア」の色合いに似ていることがその愛称の由来だと言われています。

「ルートビア」の初期モデルである「Ref.1675/3」は1970年から1980年にわたり製造されました。「GMTマスター」シリーズで初めてゴールドとステンレスのコンビ(ロレゾール)を採用したモデルです。

その後、2018年に後継モデル「Ref.126711CHNR」が発表され、「ルートビア」の象徴といえるツートンカラーのデザインはそのままに素材やムーブメントなどがアップデートされました。

「カフェオレ」や「タイガーアイ」と呼ばれることも

「ルートビア」はその見た目から「カフェオレ」や「タイガーアイ」と呼ばれることもあります。「カフェオレ」はブラウンとブラックのツートンベゼルがカフェオレの色合いを想起させることが由来だと考えられます。「タイガーアイ」はサーキュラーグレイン仕上げが施された初期モデル「Ref.1675/3」の文字盤が、ゴールドブラウンに輝くタイガーアイ(半貴石)に似ていたことから名づけられたと言われています。

特徴的なインデックスの形状と色合いから「茶ツボ」という愛称も

ブラウンの文字盤にゴールドのインデックスを組み合わせた「ルートビア」には、「茶ツボ」または「フジツボダイヤル」という愛称もあります。これは、インデックスとその枠の形状がフジツボに似ていることが由来とされています。

GMTマスターはベゼルの配色によって様々な愛称がある

「ルートビア」をはじめロレックスの「GMTマスター」は、ベゼルの配色ごとに様々な愛称が付けられています。代表的な愛称と配色、由来は以下の通りです。

  • ペプシ:ブルーとレッドのベゼルを持つモデル。炭酸飲料の「ペプシコーラ」のロゴカラーに似ていることが由来。
  • バットマン:ブルーとブラックのベゼル。暗い色調の組み合わせがバットマンのコスチュームを想起させることが由来。
  • コーク:レッドとブラックのベゼルを持つモデル。炭酸飲料の「コカ・コーラ」のイメージカラーを想起させることが由来。
  • スプライト:グリーンとブラックのベゼルを持つモデル。炭酸飲料の「スプライト」のカラーリングを連想させることが由来。
  • ロレックスGMTマスターの「ルートビア」の歴代モデルを紹介

    「ルートビア」は1970年代に発売されてから今日にいたるまで、5つのモデルが登場しています。ここからは、「ルートビア」の歴代モデルについて紹介します。

    ロレックス GMTマスター Ref.1675/3

    「Ref.1675/3」は、1970年から1980年にかけて製造された「ルートビア」の初期モデルです。ステンレススチールとイエローゴールドのコンビネーションケースが特徴で、ムーブメントには約48時間のパワーリザーブを誇る「Cal.1570」が採用されています。ハリウッド俳優の「クリント・イーストウッド」が愛用していたことから、その代表作にちなんで「ダーティー・ハリー」とも呼ばれています。

    ロレックス GMTマスターⅠ Ref.16753

    「Ref.16753」は1979年から1988年にかけて製造され、ベゼルはブラウンとベージュのツートンカラー、文字盤はブラウンのフジツボダイヤルを採用しています。ムーブメントには「Cal.3075」を搭載し、新たに瞬間日送り機能が追加されました。ロレックスファンの間では、「GMTマスター」から「GMTマスターⅡ」への過渡期を象徴するモデルとしても知られます。

    ロレックス GMTマスターⅡ Ref.16713

    ロレックス GMTマスターⅡ Ref.16713

    1989年から2007年まで製造された「Ref.16713」は初期モデルの「Ref.1675/3」と同様、ステンレススチールとイエローゴールドのコンビネーションケースを採用。ムーブメントは「Cal.3185」に変更され、GMT針の単独調整が可能になりました。また、風防にサファイアクリスタルを採用したことで耐傷性が向上しています。

    ロレックス GMTマスターⅡ Ref.126711CHNR

    ロレックス GMTマスターⅡ Ref.126711CHNR

    2018年に発表された「Ref.126711CHNR」では、ステンレススチールとエバーローズゴールドのコンビネーションケースが採用されています。ベゼルにはロレックスが独自開発した高機能セラミック「セラクロム」を使用し、新型ムーブメントの「Cal.3285」によって約70時間のパワーリザーブを実現。ジュビリーブレスタイプもラインナップに加わり、上品かつラグジュアリーな雰囲気に仕上がっています。

    ロレックス GMTマスターⅡ Ref.126715CHNR

    ロレックス GMTマスターⅡ Ref.126715CHNR

    「Ref.126711CHNR」と同時期に発売された「Ref.126715CHNR」は18Kエバーローズゴールド製のハイクラスモデルです。ベゼルはブラウンとブラックのツートンカラーで、セラクロム製のセラミックインサートが使用されています。

    ロレックスGMTマスターの「ルートビア」をALLUで探す

    中古ブランドショップのALLU(アリュー)ではロレックスの人気モデルを数多く取り揃えており、「GMTマスター」の「ルートビア」が入荷することもあります。オンラインショップで気になった商品を店頭に取り寄せて実物を確認することもできるため、「ルートビア」をお探しの場合にはぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。

    ロレックスGMTマスターの「ルートビア」は様々な愛称で親しまれ、他にはない独自の配色が魅力

    ブラウンにブラックやゴールドを組み合わせたベゼルをはじめ、「GMTマスター」の「ルートビア」には独自の魅力があり、「カフェオレ」や「タイガーアイ」といった愛称でも親しまれています。エバーローズゴールドモデルやジュビリーブレスタイプなど、スポーツモデルでありながら高級感のあるドレッシーなモデルが数多く揃っているのも大きな魅力です。

    `
    SHARE
    Twitter

    Features

    Birkin,Kelly,Picotin etc.

    Rolex,Cartier,Hermes etc.

    VUITTON,HERMES,CHANEL etc.