2024.10.17

ロレックスエクスプローラーⅠの歴代モデルを徹底解説!

ロレックスエクスプローラーⅠの歴代モデル

ロレックスの人気モデルのひとつである「エクスプローラーⅠ」はモデルチェンジを繰り返しつつも発売当初から大きく姿を変えておらず、無駄のないシンプルなデザインが評価されています。本記事では、「エクスプローラーⅠ」の歴代モデルを振り返りながらそれぞれの特徴や魅力について紹介します。

ロレックスのエクスプローラーⅠとは?

ロレックスのエクスプローラーⅠとは

1953年に誕生したロレックスの「エクスプローラーⅠ」は人類初のエベレスト登頂という偉業を称えて、登山家や冒険家に向けて発売されました。堅牢な造りとシンプルなデザイン、視認性の高いダイヤルによって多くの登山家たちから愛用され、現在では一般のユーザーにも親しまれています。一時製造中止となりながらも見事な復活を遂げ、最新技術を取り入れながら絶えず進化を続けてきたロレックス屈指の人気モデルと言えるでしょう。

ロレックスエクスプローラーⅠの歴代モデルと変遷の歴史を紹介

ロレックスの「エクスプローラーⅠ」は誕生以来、いくつものモデルチェンジを繰り返しながら幅広い世代の方々に愛されてきました。ここでは、「エクスプローラーⅠ」の歴代モデルを紹介しながらその歴史を振り返ってみましょう。

1953年、エクスプローラーⅠの初代モデルである「Ref.6350」が誕生

初代「エクスプローラー」として知られる「Ref.6350」は1953年に誕生しました。「Ref.6350」はギョーシェ文字盤やリーフ針、ビックドット秒針、ロングベンツ針などを特徴とし、自動巻きムーブメントには「Cal.A296」を採用。わずか1年の製造期間であったものの、ダイヤルや針のバリエーションが異なる個体が複数存在しており、様々な試行錯誤があったことがうかがえるモデルです。

同時期に発売された「Ref.6150」が初代モデルという説も

「エクスプローラーⅠ」の初代モデルについて、「Ref.6350」と同時期に発売されたノンクロノメーター仕様の「Ref.6150」が初代であるという説もあります。「Ref.6350」よりも「Ref.6150」のほうが長期間生産されたとも言われていますが、真相は定かではないようです。

1954年、初代モデルが1年ほどで生産終了となり、第2世代の「Ref.6610」が登場

初代モデルの発売から1年ほど経過した1954年、「エクスプローラーⅠ」の第2世代として「Ref.6610」が登場しました。世界初の全回転両方向巻き上げ式ムーブメントである「Cal.1030」を搭載したクロノメーター仕様で、ケースバックはセミバブルバックからフラットへと変更されました。

イギリス向けの「Ref.5500」と北米向けの「Ref.5504」も開発

1960年代にはメンズモデルよりも一回り小さいボーイズモデルの「Ref.5500」と「Ref.5504」が誕生し、通称「ボーイズエクスプローラー」として知られる34mmケースを採用しています。「Ref.5500」はイギリス向け、「Ref.5504」は北米向けに販売され、両モデルともに流通量が非常に少ないレアモデルとなっています。

1963年、現行モデルの原型となる第3世代の「Ref.1016」が発売され、1988年まで製造される

Ref.1016

1963年から1988年ごろまでの長期にわたって製造されたのが、現行モデルの原型となる第3世代の「Ref.1016」です。生産時期の違いによって前期・後期モデルがあり、前期のムーブメントには「Cal.1560」が搭載されましたが、後期では「Cal.1570」へと変更されました。マットなブラックの文字盤や白色のインデックスなど、視認性の高い「エクスプローラーⅠ」らしいデザインが確立されたロングセラーモデルです。

1990年、第4世代の「Ref.14270」が登場し、ムーブメントには「Cal.3000」を搭載

Ref.14270

第4世代として1990年に誕生した「Ref.14270」は2001年ごろまで販売されました。人気俳優がドラマで着用したことから人気に火が付き、ロレックスブームを作ったモデルとしても知られています。当時の最新技術を駆使した自動巻きムーブメント「Cal.3000」を搭載したクロノメーター認定モデルであり、インデックスのフォントを変更することでより現代的なデザインとなりました。

2000年、「Ref.14270」のデザインをそのまま引き継いだ第5世代の「Ref.114270」が発売

Ref.14270

2000年から2010年にかけて生産された第5世代の「Ref.114270」では、ムーブメントが「Cal.3130」にアップデートされました。デザインは先代の「Ref.14270」とほぼ変わっておらず、風防に王冠の透かしマークが施されるなどの細かな変更のみでした。また、このモデルを最後に誕生以来受け継がれてきた36mmケースが一時終了となります。

2010年に発表された第6世代の「Ref.214270」では、ケースサイズが36mmから39mmに

Ref.214270

2010年に発表された第6世代となる「Ref.214270」は2021年まで販売されたモデルです。先代までの「エクスプローラーⅠ」には36mmケースが採用されてきましたが、このモデルで39mmケースへとサイズアップしたことも話題になりました。また、インデックスの「3・6・9」は蛍光塗料なしのメタルタイプとなり、このモデルから「EXPLORER」のロゴの位置も変更されています。ムーブメントは「Cal.3132」へと移行し、帯磁性と耐久性が向上しました。

「Ref.214270」は2016年にマイナーチェンジし、3・6・9のインデックスにクロマライトを塗布

大幅なサイズアップというデザイン面での大きな変更があった「Ref.214270」ですが、2016年にはマイナーチェンジも行われています。針はより太く長いものになり、インデックスの「3・6・9」には夜光塗料のクロマライトが施されました。

2021年には「Ref.124270」が登場し、パワーリザーブが70時間に延長

Ref.124270

2021年に登場した現行モデルの「Ref.124270」では、36mmケースが復活します。ムーブメントには「Cal.3230」が採用され、パワーリザーブが約70時間とこれまでの約48時間よりもはるかに長くなりました。また、「エクスプローラーⅠ」で初めてベゼルやリューズ、ブレスレットの一部に18Kイエローゴールドを使用したロレゾールモデルの「Ref.124273」も同時期に登場しました。

2023年、現行モデルである「Ref.224270」が発売され、40mmにサイズアップ

Ref.224270

2023年には現行モデルの「Ref.224270」が登場し、ケースサイズはシリーズ史上最大の40mmとなっています。ブレスレットもさらに太くなり、バランスの取れた重厚感あるデザインにアップデートされました。また、「Ref.224270」の登場をきっかけに「エクスプローラー36」「エクスプローラー40」といった表記がされるようになりました。

ロレックスエクスプローラーⅠの歴代モデルのなかで特に価値が高い個体は?

ロレックスの「エクスプローラーⅠ」の歴代モデルのなかには、生産量が少ないなどの理由で希少価値が高くなっている個体があります。ここからは歴代「エクスプローラーⅠ」のうち、特に希少価値のある個体について紹介します。

ブラックアウト:3・6・9のインデックスが白く塗られていない個体

「ブラックアウト」は「Ref.14270」の初期生産分のうち、インデックスの「3」「6」「9」に白い塗料が施されていない個体のことです。また、「Ref.114270」のなかでシリアルナンバーに「V」を含む個体からも「ブラックアウト」が発見されており、こちらもレアモデルとして知られています。「ブラックアウト」のなかにも様々なバリエーションがあり、黒い塗料が施されているものや塗料が全く塗られていないものなどが確認されています。数多くあるロレックスのレアモデルのなかでも特に希少価値が高いと言われており、中古市場において高値で取り引きされている個体です。

ミラーダイヤル:文字盤に独特のツヤがある個体

「ミラーダイヤル」とは、1967年ごろまで製造されていたモデルに見られる鏡のような輝きを持つ文字盤のことです。「エクスプローラーⅠ」においては「Ref.1016」の一部個体で「ミラーダイヤル」が確認されています。製造年代が古くキズなどが目立ちやすいことから状態の良い「ミラーダイヤル」は非常に価値が高く、ヴィンテージロレックスのコレクターからも根強い人気があります。

ロレックスエクスプローラーⅠの歴代モデルをALLUで探す

中古ブランドショップのALLU(アリュー)ではロレックスの人気モデルを豊富に取り扱っており、「エクスプローラーⅠ」の歴代モデルが入荷することも少なくありません。オンラインショップで見つけた商品を店頭に取り寄せてコンディションを確認してから購入することもできるため、「エクスプローラーⅠ」の歴代モデルをお探しの場合にはぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。

ロレックスエクスプローラーⅠの歴代モデルはどれもデザインがシンプルで販売当初から大きく姿を変えていない

ロレックスの「エクスプローラーⅠ」は細かなアップデートを何度も重ねてきましたが、誕生以来変わらないシンプルなデザインが大きな魅力です。ケースサイズや搭載ムーブメントなどモデルごとに様々な違いがあるため、重視したいポイントに合わせてお気に入りのモデルを見つけてみると良いでしょう。

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