2024.09.26

ロレックスのルーレット刻印はいつから採用された?刻印のズレを確認する際のポイントも紹介

ロレックスのルーレット刻印はいつから採用された

ロレックスの文字盤と風防の間にあるインナーリングには、「ROLEX」という文字が繰り返し刻印されています。これは「ルーレット刻印」と呼ばれるもので、正規品と偽造品を見分けるためのポイントのひとつとなっています。本記事では、ロレックスのルーレット刻印が採用された時期やその理由、刻印のズレを確認する際のポイントなどについて紹介します。

ロレックスのルーレット刻印は2004年頃から採用されている

ロレックスのルーレット刻印は2004年頃から採用されている

ロレックスのルーレット刻印とは、腕時計のインナーリング(文字盤と風防の間にある部分)に施された刻印のことを指します。インナーリングを1周するような形で「ROLEX」という文字が繰り返し刻印されており、12時の位置には王冠マーク、6時の位置にはシリアル番号が印字されています。

ロレックスでルーレット刻印が採用された時期には諸説あるものの、一般的には2004年頃から採用され始めたと言われています。その後「コスモグラフデイトナ」や「サブマリーナ」、「エクスプローラー」といったスポーツモデルを中心にルーレット刻印が採用されるようになり、現行モデルにおいては標準的な仕様のひとつとなっています。

ルーレット刻印が採用されたのは偽造品を防止するためだと考えられている

ロレックスは世界的な品薄状況が今なお続いており、偽造品も数多く流通しています。ロレックスは独自の高度な技術を駆使してルーレット刻印を施すことで、本物と偽造品を判別しやすくし、偽造品の流通を抑止しようとしたと考えられます。例えば、ルーレット刻印の「ROLEX」の文字は1文字ずつミニッツマーカーの位置に合わせて刻印されていますが、これを精巧に模倣するのは非常に難しく、偽造品を見分けるためのポイントのひとつとなっています。

ルーレット刻印の採用により、シリアル番号の位置も変更

ルーレット刻印が採用されているモデルは、インナーリングの6時側にシリアル番号が印字されています。一方、ルーレット刻印が採用される以前のモデルは6時側のケース側面にシリアル番号が刻印されていました。そのため、シリアル番号を確認するには専用の工具を使ってブレスレットを取り外す必要がありましたが、シリアル番号の位置が移動してからはインナーリングを見るだけですぐに確認できるようになりました。

2010年までであれば、シリアル番号で製造年を推定できる

そもそもシリアル番号とはロレックスの各個体に割り振られる番号のことで、腕時計本体や保証書などに記載されています。シリアル番号は個体を識別する際に役立つのはもちろん、番号の付け方に一定の法則性があることから、番号を見ればおおよその製造年が推定できるとも言われています。

ロレックスのルーレット刻印から偽造品を見分けるには?

ロレックスのルーレット刻印から偽造品を見分けるには

ロレックスのルーレット刻印は高度な技術によって印字されており、模倣するのは大変困難であるため、刻印を十分に再現できていない偽造品も少なくありません。例えば、刻印されている文字や王冠マークのクオリティが低かったり、刻印の位置がミニッツマーカーとズレていたりする場合は、偽造品である可能性もゼロではないでしょう。

ルーレット刻印のズレを確認する際のポイント

クオリティの高い偽造品のなかにはズレがわかりにくいものもありますが、精度の低いものであれば自分でも確認できるかもしれません。本物は「ROLEX」の文字が1文字ずつミニッツマーカーの位置に合わせて緻密に刻印されているため、「刻印の位置がミニッツマーカーと一致しているか」「文字が均等に整列しているか」などを確認してみましょう。素人では判断が難しいと感じたらプロの鑑定士などに真贋を見極めてもらうのが理想的です。

ロレックスはルーレット刻印の有無によって価値が変わる?

ロレックスはルーレット刻印の有無によって価値が変わる

ルーレット刻印がある個体は刻印のない個体よりも需要が高く、中古市場において高値で取り引きされるケースも多いようです。ルーレット刻印には偽造品を見分ける意味合いがあるだけでなく、ロレックスの細部へのこだわりや技術力の高さを裏付ける部分でもあるため、ルーレット刻印の有無がロレックスの価値に影響を与えていると考えても良いでしょう。

ロレックスはルーレット刻印によって偽造品を防止し、真正性を保証している

ロレックスのインナーリングにあるルーレット刻印は、本物と偽造品を判別するために2004年頃から導入されたと考えられます。精巧に印字されたルーレット刻印はロレックスの技術力の高さを証明するものであり、その有無によって価値が変わることもあります。偽造品のなかにはルーレット刻印がズレていたり不鮮明だったりするものもあるため、もし本物かどうか疑わしい場合にはプロの専門家にチェックしてもらうようにしましょう。

中古ブランドショップのALLU(アリュー)では、経験豊富な鑑定士によって査定されたコンディションの良いロレックスを豊富に取り扱っています。ルーレット刻印のあるモデルが入荷することもあるため、気になる方はぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。

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