2024.09.12

ロレックスエクスプローラーⅡの特徴や魅力は?「Ref.16550」や「Ref.216570」などの歴代モデルも紹介

ロレックスエクスプローラーⅡの特徴や魅力

誕生から50年以上経過したロレックスの「エクスプローラーⅡ」は、5回のモデルチェンジを経てより魅力的なモデルへと進化してきました。モデルごとに様々な特徴があるため、購入しようと思ってもどれがよいか決めかねている方もいるかもしれません。本記事では「エクスプローラーⅡ」の特徴や魅力に加え、「Ref.16550」や「Ref.216570」などの歴代モデルについても紹介します。

ロレックスのエクスプローラーⅡとは?

ロレックスのエクスプローラーⅡとは?

ロレックスの「エクスプローラーⅡ」は、「エクスプローラーⅠ」の上位モデルとして1971年に登場しました。シンプルなデザインが人気であった「エクスプローラーⅠ」に24時間表示ベゼルや24時間針などの機能が追加され、サイズも一回り大きくなっています。冒険家が実際に着用して過酷な状況下で何度もテストを重ねて作られたため、タフな環境でも正確に時間を刻むことができ、冒険家はもちろんビジネスパーソンからも高い評価を得ています。

ロレックスエクスプローラーⅡの特徴や魅力は?

ロレックスエクスプローラーⅡの特徴や魅力は?

誕生から半世紀を経た現在、アドベンチャーウォッチとしての地位を確立している「エクスプローラーⅡ」の特徴や魅力について紹介します。

24時間表示ベゼルや24時間針、日付表示など、エクスプローラーⅠとは異なる独自のデザイン

「エクスプローラーⅠ」はシンプルな外観と高い堅牢性が魅力です。一方「エクスプローラーⅡ」は「エクスプローラーⅠ」と同じく探検家向けでありながら、より過酷な環境下で着用することを想定して作られました。「エクスプローラーⅠ」にはなかったオレンジの24時間針や24時間ベゼル、日付表示が搭載され、ドットインデックスにより視認性も向上しています。

オレンジ針が浮遊しているように見えることから「ゴーストハンド」と呼ばれることも

「エクスプローラーⅡ」のオレンジ針は根本が黒くペイントされており、それが文字盤のブラックと同化することで針が浮いているように見えます。これは「ファントム効果」と呼ばれるもので、海外では「ゴーストハンド」という愛称もあるほどです。このオレンジ針が浮いているように見えるデザインは、初代の「Ref.1655」と第4世代の「Ref.216570」で採用されています。

40~42mmケースサイズとリューズガードにより、エクスプローラーⅠよりも重厚感がある

「エクスプローラーⅡ」のケースサイズは「エクスプローラーⅠ」よりも大きい40~42mmで、リューズガードがプラスされたことによって重厚感と存在感が大幅にアップしています。インパクトのあるデザインのため、アウトドアツールとしてだけでなくファッションのアクセントとしても重宝するでしょう。

文字盤はブラックとホワイトの2色展開で、第2世代には希少なアイボリーも

「エクスプローラーⅡ」の文字盤はブラックとホワイトの2色展開がスタンダードですが、第2世代の「Ref.16550」には希少なアイボリーも存在していました。ロレックスのアイボリー文字盤はホワイト文字盤が劣化して変色したものであるという説がありますが、針やインデックスのフチがシルバーになっており、正式なバリエーションのひとつとも考えられています。アイボリー文字盤はブラックやホワイトと比べて圧倒的に数が少なく、高値で取引されることも珍しくありません。

第5世代の「Ref.226570」には「Cal.3285」が搭載され、70時間のパワーリザーブが実現

第5世代の「Ref.226570」のムーブメントには「Cal.3285」が搭載されています。これにより、パワーリザーブが48時間から70時間になり、耐衝撃性と耐磁性も向上しています。

ロレックスエクスプローラーⅡの歴史と歴代モデルを紹介

ロレックスの「エクスプローラーⅡ」は1971年から発売されており、これまで5回のモデルチェンジがありました。ここからは、「エクスプローラーⅡ」の歴史と歴代モデルについて紹介します。

1971年、エクスプローラーⅠの上位機種として初代エクスプローラーⅡ「Ref.1655」が誕生

エクスプローラーⅠの上位機種として初代エクスプローラーⅡ

「Ref.1655」は、1971年から1984年の約13年間製造された「エクスプローラーⅡ」の初代モデルです。宇宙開発が注目されていた当時、SFテイストを取り入れた探検家向けのアドベンチャーウォッチとして登場しました。24時間針や24時間ベゼルなど当時では珍しかった機能が積極的に取り入れられており、オレンジの24時間針は初代「エクスプローラーⅡ」を象徴するものとなっています。

秒針にはドット針のないストレート針、べセルには細身のフォントが使用され、ケースサイズは40mmと現行モデルよりも一回り小さくなっています。現行モデルの文字盤はブラックとホワイトの2色展開ですが、「Ref.1655」はブラック文字盤のみです。

1978年、登山家のラインホルト・メスナーがエベレスト登頂時に着用していたことで機能性の高さが証明される

20世紀最高の登山家といわれるラインホルト・メスナー氏が、1978年に酸素ボンベなしでエベレストの登頂に成功しました。その際に「エクスプローラーⅡ」が着用されており、過酷な環境でも時間を刻める時計として「エクスプローラーⅡ」の機能性の高さが証明されました。

1984年、初代から大幅にモデルチェンジした第2世代の「Ref.16550」が登場

初代から大幅にモデルチェンジした第2世代の「Ref.16550

第2世代の「Ref.16550」は製造期間が約4年と短命で、歴代モデルのなかでも流通量が少ないモデルです。普段使いしやすい都会的なデザインにモデルチェンジし、現行モデルに近いモダンな雰囲気に仕上がっています。ムーブメントは「Cal.3085」にアップデートされ、針が単独稼働するという新機能が追加されました。風防がプラスチックからサファイアクリスタルガラスに変更されて文字盤が見やすくなったのはもちろん、防水性と耐久性がさらに向上しています。

アイボリーダイヤルやスパイダーダイヤル、センタースプリットなどは希少価値が高い

第2世代の「Ref.16550」の文字盤はブラック・ホワイト・アイボリーの3色展開で、アイボリーカラーの文字盤は「Ref.16550」のみのため希少価値が非常に高くなっています。また、「Ref.16550」には文字盤表面の塗装にひびが入った個体もあります。ひびが蜘蛛の巣のように見えることから「スパイダーダイヤル」と名づけられており、こちらも高値で取引されています。

さらに、文字盤の「SUPERLATIVE CHRONOMETER」と「OFFICIALLY CERTIFED」の単語間の空白が上下で揃っている個体は「センタースプリット」と呼ばれ、希少価値が高い個体のひとつとなっています。

1988年、第2世代のデザインを引き継いだ第3世代の「Ref.16570」が発売され、「Cal.3185」を搭載

第2世代のデザインを引き継いだ第3世代の「Ref.16570」

第3世代の「Ref.16570」は1991年から約20年間製造されたロングセラーモデルです。第2世代から見た目の変化はほぼありませんが、ベゼルの数字がわずかに細くなっており、ムーブメントは「Cal.3085」から「Cal.3185」に変更されています。また、第4世代からケースサイズが42mmにサイズアップされるため、40mmのコンパクトなサイズ感が楽しめる最後のモデルとしても人気があります。なお、「Ref.16570」にも「センタースプリット」と呼ばれる希少個体が存在することが確認されています。

2011年に登場した第4世代の「Ref.216570」で初代のオレンジ針が復活し、42mmにサイズアップ

2011年に登場した第4世代の「Ref.216570」

「エクスプローラーⅡ」の誕生から40周年を迎えた2011年、第4世代の「Ref.216570」が発売されました。ケースサイズが40mmから42mmに拡大されたため、よりスポーティーで存在感のあるデザインに仕上がっています。夜光塗料のクロマライトによって約8時間の蓄光が可能になり、初代「Ref.1655」の大きな特徴であったオレンジの24時間針が復活したことで視認性が大幅に向上しました。

2021年、第4世代に細かなアップデートが加えられた第5世代の「Ref.226570」が発売

第4世代に細かなアップデートが加えられた第5世代の「Ref.226570」

第5世代の「Ref.226570」は「エクスプローラーⅡ」誕生50年の節目に発売されたモデルです。外観においては第4世代から目立った変化はありませんが、新たなデザインのケースとブレスレットが採用され、文字盤の「SWISS MADE」の中央に王冠マークが追加されています。一方、内部には大きなアップデートが施されており、ムーブメントが「Cal.3235」に進化したことでパワーリザーブが48時間から70時間に延長されました。

ロレックスエクスプローラーⅡをALLUで探す

ここまで「エクスプローラーⅡ」の特徴や魅力について紹介してきましたが、実際に手に取って確かめたくなった方もいるでしょう。「エクスプローラーⅡ」は世代ごとに異なった魅力があるため、購入を検討している場合にはできるだけ多くのモデルを比較してから購入するのがおすすめです。

中古ブランドショップのALLU(アリュー)では、ロレックスの人気モデルを豊富に取り扱っており、歴代の「エクスプローラーⅡ」が入荷されることもあります。オンラインショップで気になった商品を実店舗に取り寄せて現物を確認することもできるため、「エクスプローラーⅡ」をお探しの場合はぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。

ロレックスエクスプローラーⅡは、個性的なデザインと探検に特化した機能性が魅力

ロレックスのスポーツモデルのなかでも高い人気を誇る「エクスプローラーⅡ」は、探検家たちの協力のもと何度もアップデートを重ねながら進化してきました。これまでになかった画期的なデザインと「エクスプローラーⅠ」を凌ぐ機能性の高さが大きな魅力で、今後もさらなる進化が期待できるモデルと言えるでしょう。

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