2024.08.29

ロレックスの裏蓋には刻印がない?偽物を見極めるためのポイントを紹介

ロレックスの裏蓋には刻印がない?

通常、腕時計の裏蓋にはブランド名や型番などが刻印されるのが一般的ですが、ロレックスの裏蓋には刻印がないものも存在します。刻印の有無は本物か偽物かを見極めるための重要なポイントでもあり、刻印がないからと言って必ず偽物であるとは限りません。本記事ではロレックスの裏蓋の刻印について解説し、真贋を見分けるためのポイントもあわせて紹介します。

腕時計の裏蓋にはモデル名などが刻印されることが多い

腕時計の裏蓋にはブランド名やロゴ、モデル名、シリアルナンバーなどの情報が刻印されているのが一般的で、時計の製造年や種類を確認するのに役立ちます。多くの高級腕時計ブランドでは裏蓋の刻印が本物であることの証として認識されており、真贋を見極める際のひとつの判断基準にもなっています。

ロレックスの裏蓋に刻印がないものは偽物?

ロレックスの裏蓋に刻印がないものは偽物?

ロレックスの裏蓋には刻印があるものとないものがあり、刻印のないものを偽物だと疑ってしまう方もいるかもしれません。ここでは、ロレックスの裏蓋の刻印について解説し、刻印のあるモデルを具体的に紹介します。

現行のロレックスでは刻印のないものが一般的

ロレックスの現行モデルでは裏蓋に刻印がないものが一般的です。裏蓋に刻印が施されていない主な理由として、ロレックスが時計の防水性能とデザインのシンプルさを追求するためだと考えられています。ロレックスの歴史を振り返ると、裏蓋にシリアルナンバーやモデル名が刻印されているものもありましたが、現行モデルでは文字盤やケースサイドにシリアルナンバーが刻印されるようになり、裏蓋に刻印を施さない仕様に移行してきました。

ディープシーやミルガウス、アンティークモデルのなかには刻印のあるモデルもある

現行モデルでは裏蓋に刻印のないものが主流である一方で、裏蓋に刻印があるモデルもあります。例えば、「シードゥエラー ディープシー」「ミルガウス」などのモデルには、裏蓋に王冠マークやモデル名、防水性能などが刻印されています。

また、アンティークモデルや一部の限定版のなかにも、裏蓋に刻印が施されている個体があります。特に「Ref.9576」といった初期のノンオイスターモデルや一部のヴィンテージモデルでも裏蓋に刻印が見られることがあり、時計の製造年代やモデルの特定に役立つ重要な情報となっています。

中古市場にはイニシャルや記念日などが刻印されたものもある

ロレックスの中古市場では、イニシャルや記念日、特別なメッセージなどが裏蓋に刻印された個体を見かけることがあります。これらの刻印は、元の所有者が自分の時計をより特別なものにするために施したものと考えられますが、このようなモデルを購入する際には注意が必要です。

中古市場では純正の状態を保っている時計が好まれる傾向にあり、イニシャルや記念日などの刻印はどうしても査定額が下がる要因となってしまいます。そのため、将来的に売却を検討している場合には個人によるカスタマイズのない個体を選んでおくのが無難でしょう。

ロレックスが偽物かどうかを見極めるには?

ロレックスは高級腕時計の代名詞として知られていますが、その人気ゆえに偽物も多く出回っています。裏蓋の刻印の有無だけでは判断できない場合もあるため、様々な観点から総合的に評価することが重要です。ここでは、ロレックスの真贋を見極めるための重要なポイントについて紹介します。

ほどよい重さがあり、質感が安っぽくないか

ほどよい重さがあり、質感が安っぽくないか

ハイクオリティな素材を使用して作られた本物のロレックスは適度な重さがあり、手触りも滑らかです。これに対して、偽物は軽かったり見た目や質感が安っぽかったりすることが多いため、重さや質感も偽物を見分けるための大きな判断基準となります。

王冠マークの透かしが6時位置にあるか、はっきりしすぎていないか

ロレックスの現行モデルには、文字盤の6時位置に王冠マークの透かしが入っています。この透かしは肉眼で見るのが難しいほど小さいため、はっきりと見える場合は偽物を疑ったほうが良いかもしれません。さらに、この透かしの位置がずれている場合や形が不正確な場合も偽物の可能性が高く、ルーペなどを使って隅々までしっかりと確認するようにしましょう。

ブランドロゴは細部まで丁寧に描かれているか

ロレックスの文字盤にはブランドロゴが非常に細かく丁寧に描かれています。偽物はこのロゴの表記が雑で、文字の間隔やフォントの形状が均一でないことがあります。例えば、本物では「ROLEX」の文字が均等な間隔で整然と配置されており、フォントもロレックス独自のものを使用しています。一方で、偽物は文字の大きさや太さが均一でなかったり、フォントが異なったりするため、ロゴの仕上がりをよく観察して細部に違和感がないかをチェックしてみると良いでしょう。

文字盤上の文字やインデックスに違和感がないか

文字盤上の文字やインデックスに違和感がないか

本物のロレックスはブランドロゴ以外の文字やインデックスも均等に配置されており、非常に精巧に作られています。偽物は文字やインデックスの位置がずれていたり、数字やマーカーの塗りが均一でなかったりするため、文字の太さや位置、インデックスの形状に違和感がある場合には偽物である可能性が高いでしょう。

秒針の動きがスムーズで安定しているか

ロレックスは精巧で上質なムーブメントを搭載しているため、秒針は非常にスムーズに動きます。偽物の秒針は動きがカクカクしていたり、音を立てて動いたりすることがあり、秒針の動きの滑らかさも真贋を見極めるための重要なポイントです。本物のロレックスの秒針の動きと比較してみれば、その違いがよりわかりやすくなるかもしれません。

風防のガラスの透明度が高く、文字盤が鮮明に見えるか

ロレックスの風防は高品質なサファイアクリスタルで作られており、透明度が非常に高くなっています。偽物はガラスが曇っていたり、文字盤が見えづらかったりすることがあります。例えば、本物のロレックスはどの角度から見ても文字盤がクリアに見えますが、偽物はガラスの質が低いため、曇りや反射が強い傾向にあります。

ブレスレットが引っ掛からず、快適に着用できるか

ブレスレットが引っ掛からず、快適に着用できるか

ロレックスのブレスレットは、ひとつひとつのコマが滑らかに動いて手首にしっかりとフィットするように緻密に設計されています。偽物はコマの動きが悪かったり、角が立っていたりして快適に着用できないことが多く、肌に引っ掛かる感じがあるかもしれません。

リューズのギザギザ部分が滑らかで回しやすいか

ロレックスのリューズは、指に引っかかることなくスムーズに回転し、簡単に操作できるようになっています。偽物はリューズのギザギザ部分のつくりが雑で回す際に引っ掛かるような感覚があるため、ストレスなく操作できるのかをチェックするようにしましょう。

夜行塗料が均一に塗られており、ムラなく発光するか

ロレックスの文字盤や針には夜光塗料が均一に塗られており、暗闇でもはっきりと時間を確認することができます。偽物は塗料の塗り方にムラがあり、きれいに発光しないことがあるため、暗い場所での発光具合も要チェックです。

シリアルナンバーがあるか、保証書と一致しているか

シリアルナンバーがあるか、保証書と一致しているか

本物のロレックスにはシリアルナンバーが刻印されており、同じ番号が保証書にも記載されています。このシリアルナンバーがなかったり、保証書と一致しなかったりする場合には偽物である可能性が高いため、シリアルナンバーの刻印と保証書の情報は必ずチェックするようにしましょう。ロレックスのシリアルナンバーが記載されている位置は製造年代によって異なりますが、ケースサイドや文字盤の内側(インナーベゼル)に刻まれています。

ロレックスは裏蓋に刻印のないモデルが主流だが、刻印のあるモデルもある

ロレックスの裏蓋の刻印と偽物を見分けるためのポイントについて紹介してきました。ロレックスの現行モデルでは裏蓋に刻印がないものが一般的ですが、「シードゥエラーディープシー」や「ミルガウス」、一部のアンティークモデルなどで例外的に裏蓋に刻印がある個体も存在します。裏蓋の刻印の有無だけで真偽を判断することは難しいため、全体のクオリティや特徴を総合的に評価することが重要と言えるでしょう。

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