2024.11.12

ロレックス認定中古(RCPO)プログラムはいつから?日本での開始時期や購入場所について解説

ロレックス認定中古プログラム

ロレックスの購入を検討している方のなかには、新品は予算的に厳しいとお悩みの方もいるかもしれません。認定中古プログラムによってロレックスが公式に認定した中古時計であれば、新品の定価よりも安く購入できる可能性があり、品質と真正性も保証されています。本記事では、ロレックスの認定中古プログラムの概要や開始時期などについて解説し、日本で初めて認定中古プログラムが実施された「ロレックス ブティック 表参道」についても紹介します。

ロレックスの認定中古(RCPO)プログラムは2022年12月に開始

ロレックスの認定中古プログラム(Rolex Certified Pre-Ownedプログラム)は、2022年12月1日に突如として発表されました。このプログラムはロレックスが正規販売店を通じて認定した中古時計を販売するサービスで、主な特徴は以下の通りです。

  • ロレックスによる真正性と品質の保証
  • 2年間の国際保証の付与
  • 専用ポーチに入れての提供
  • 専用タグや国際保証カード、保証マニュアルなどが付属
  • 製造から3年以上経過した時計が対象
  • ロレックスが厳格な基準で検査し品質を保証しているため、偽物や品質に問題のある時計を購入するリスクが大幅に軽減され、消費者は安心して中古のロレックスを購入できるようになったと言えるでしょう。

    2024年11月に「ロレックス ブティック 表参道」がオープンし、日本国内でもついに認定中古プログラムが始まる

    認定中古プログラムは当初スイスやオーストリアなどの一部店舗でしか実施されておらず、日本国内の店舗では導入されていませんでした。しかし、2024年11月2日にオープンした「ロレックス ブティック 表参道」で認定中古プラグラムが開始され、日本国内でも認定中古品を購入することが可能となりました。

    認定中古品の購入には事前来店予約がマスト

    「ロレックス ブティック 表参道」は地下1階から地上2階までの3フロアとなっており、2階で認定中古品の販売を行っています。購入目的でロレックスの正規販売店に訪れる場合には事前の来店予約が必要となっていますが、認定中古品を購入する際も同様に事前予約がマストです。

    「ロレックス ブティック 表参道」の公式サイトにあるRCPO事前来店予約ページで「氏名・生年月日・携帯電話番号・メールアドレス」を入力し、抽選のうえ当選すれば来店予約が可能となります。なお、この予約は認定中古品の購入に対してのみ有効であり、新品を購入する際の来店予約とは異なるため注意しておきましょう。

    認定中古プログラムの一環として腕時計の買取もスタート

    「ロレックス ブティック 表参道」は認定中古品の販売だけでなく、中古腕時計の買取サービスも開始しました。買取査定の事前予約はマストではないものの、予約優先かつ混雑時には別日となってしまう可能性もあるため、公式サイトの専用ページから予約しておいたほうが確実かもしれません。

    査定時には現住所が記載されている顔写真付きの本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)を必ず持参し、箱やコマ、保証書などの付属品もあわせて提出するようにしましょう。査定には1週間程度かかるとされており、再度店頭を訪れて買取の手続きをする必要があります。

    ロレックスが認定中古(RCPO)プログラムを始めた理由は?

    ロレックスが認定中古プログラムを始めた理由は?

    ロレックスが認定中古プログラムを導入した背景にはいくつかの理由があります。ここでは、その主な理由について詳しく紹介します。

    長期にわたる世界的な品薄を改善するため

    ロレックスはその高い人気と希少性から世界的な品薄状態が今なお続いており、人気モデルにおいては新品だけでなく中古市場での取引も過剰なほど活発になっています。ロレックスはこのような状況を解決するために、自らで品質保証を行う認定中古プログラムを開始しました。認定中古プログラムが普及すれば、消費者は中古市場でも安心してロレックスの時計を購入できるようになり、品薄状態の緩和が期待できるかもしれません。

    加速する中古品ビジネスに参入するため

    近年、高級時計の中古市場は急速に拡大しており、ロレックスの一部のモデルは新品の定価を大きく上回る価格で取引されています。ロレックスはこれまで中古市場に直接参入していませんでしたが、認定中古プログラムの導入により急拡大する中古市場での利益獲得が可能になりました。同時に自社の中古時計市場をコントロールし、ブランドの価値を維持したいという狙いもあるのでしょう。

    偽物や粗悪品が流通するのを防ぐため

    中古市場には偽物や粗悪品が混在しているリスクがあるため、ロレックスは認定中古プログラムを通じてこれらの問題を解決しようとしています。ロレックスの認定中古品はすべて厳格な基準に基づいて検査され、純正パーツのみが使用されているため、消費者は安心して購入できるようになっています。このような取り組みによって消費者の信頼を得るとともに、中古市場全体の健全化を図っているとも考えられます。

    ロレックスの認定中古品の特徴や魅力は?

    ロレックスの認定中古品の特徴や魅力は?

    ロレックスが公式に認定した中古時計には通常の中古時計にはない独自の魅力があります。ここでは、ロレックスの認定中古品の特徴や魅力について紹介します。

    厳格な審査をクリアしており、真正性が保証されている

    ロレックスの認定中古プログラムでは厳格な審査基準を設けており、この審査をクリアした時計のみが認定中古品として販売されるため、消費者は安心して商品を手に入れることができます。

    真正性の保証とは

    ロレックスによる真正性の保証には、以下の2つの条件が含まれています。

  • すべてのロレックス製品に適用される品質基準を満たしていること
  • ロレックスのワールドワイドネットワークのノウハウとプロフェッショナリズムを反映した時計であること
  • これらの条件を満たすことでその時計が本物であることと、適切なメンテナンスが施されていることが保証されます。

    購入後2年間の国際保証が適用される

    ロレックスの認定中古品には、購入日から2年間の国際保証が適用されます。新品に適用される5年間の国際保証には及びませんが、中古品としては非常に手厚い保証といえるでしょう。この保証により、万が一時計に問題が発生した際も安心してロレックスの正規サービスを受けることができます。また、購入国以外でも同じようにサービスを受けられるのも魅力です。

    認定中古品を証明するタグやカードに加え、ポーチなども付属している

    ロレックスの認定中古品は、以下の付属品とともに販売されています。

  • 認定中古品であることを示す専用タグ(白と緑のツートンカラー)
  • 2年間の国際保証カード(白いカード)
  • 専用のポーチ
  • アフターサービスに関する小冊子
  • 保証マニュアル
  • これらの付属品はその時計がロレックスの認定中古品であることを証明するものです。また、新品とは異なる中古専用デザインのタグやカードはコレクターにとって魅力的なアイテムにもなるでしょう。

    価値が担保されており、値崩れしにくい

    ロレックスの認定中古品はブランド自身が品質を保証しているため、通常の中古品よりも高い価値が担保されており、将来的に売却する際も高値で取引される可能性が高くなっています。また、中古市場における価格相場の基準になることも考えられ、ロレックス全体の中古価格の安定化にも貢献してくれるかもしれません。

    生産終了となったモデルに出会える可能性がある

    ロレックスの認定中古プログラムでは製造から3年以上経過した時計が対象となっているため、現行モデルだけでなく生産終了となった過去のモデルにも出会える可能性があります。希少なモデルを見つけやすくなるのはもちろん、時代とともに変化するロレックスのデザインの歴史を辿ることができる点も、時計愛好家にとっては注目しておきたいポイントでしょう。

    ロレックスの認定中古品は海外のどこで購入できる?

    ロレックスの認定中古品は海外のどこで購入できる?

    2024年11月に日本国内でもついに認定中古プログラムが開始されましたが、以下の国の一部店舗では2022年12月から認定中古プラグラムが導入されています。

  • スイス
  • オーストリア
  • ドイツ
  • フランス
  • デンマーク
  • イギリス
  • アメリカ
  • 認定中古品は、ロレックスの正規販売店である「ブヘラ(BUCHERER)」のブティックで販売されています。「ブヘラ」は130年の歴史を持つ名門宝飾時計店であり、2023年夏にロレックスが「ブヘラ」を買収したことでも話題になりました。また、「ブヘラ」の傘下にある「トゥルノー」 でもロレックスの認定中古品を取り扱っています。「ブヘラ」や「トゥルノー」のウェブサイトで商品情報の確認はできるものの、現時点でオンライン販売は行っていないため、実際に購入する際は各店舗に直接足を運ぶ必要があるでしょう。

    ロレックスの認定中古品を購入するときの注意点は?

    ロレックスの認定中古品を購入するときの注意点は?

    ロレックスの認定中古品を購入する際にはいくつかの注意点があります。ここでは、購入前に知っておくべき注意点について紹介します。

    正規販売店の新品よりも高価な場合がある

    ロレックスの認定中古品は一般的な中古品とは異なり、新品の正規価格よりも高額になってしまう場合があります。その理由として以下が考えられます。

  • 需要と供給のバランス:人気モデルは新品の供給が限られており、中古市場においても高値で取引されることがあるため。
  • 認定プロセスにかかるコスト:ロレックスによる厳格な認定プロセスには、一定のコストがかかっているため。
  • 付加価値:ロレックスによる品質保証や2年間の国際保証など、通常の中古品にはない付加価値が付いているため。
  • ロレックスの認定中古品を購入する際は、事前に新品の価格と比較しておくのがおすすめです。ただし、生産終了モデルや入手困難なモデルの場合、認定中古品が唯一の選択肢となる可能性もあるため、価格と希少性のバランスを考慮して判断するのが良いでしょう。

    認定中古品をオンラインで購入することはできない

    先述の通り、認定中古プログラムを展開しているのは現状8か国(スイス、オーストリア、ドイツ、フランス、デンマーク、イギリス、アメリカ、日本)のみで、認定中古品は特定の店舗(ブヘラやトゥルノーのブティック)でしか購入できません。目当てのモデルが日本国内で見つからず、海外の認定中古品をオンラインで購入したいという方もいるかもしれませんが、現段階でオンラインでの購入は不可となっています。

    それぞれのウェブサイトで在庫状況の確認はできますが、購入する際は実店舗にまで足を運ぶ必要があります。つまり、日本在住の方がロレックスの認定中古品を購入するには「ロレックス ブティック 表参道」に行く、あるいは海外旅行などの際に特定の店舗に行くしかないため、海外でロレックスを購入した場合の関税などについても事前に確認しておくと良いでしょう。

    ロレックスの認定中古(RCPO)プログラムが中古市場に与える影響は?

    ロレックスの厳格な審査をクリアしたものが認定中古品として販売され、すべてのパーツが純正品であることが保証されるようになるため、品質保証の面で大きな変化をもたらすと考えられます。また、ロレックスの認定中古品は厳格な品質管理と保証の充実により市場での価格が安定しやすく、中古市場全体の価格に影響する可能性もあるでしょう。

    さらに、ロレックスの認定中古プログラムではすべての時計が真贋判定されるため、偽物や粗悪品に対しても効果が期待できます。消費者は偽物を購入してしまうリスクを大幅に減らすことができ、中古市場全体の健全化にも大きく貢献するかもしれません。

    ロレックスの認定中古(RCPO)プログラムは2024年11月に日本国内でも導入開始

    2022年12月に開始されたロレックスの認定中古プログラムは、厳格な審査による真正性の保証や2年間の国際保証が魅力です。2024年11月には「ロレックス ブティック 表参道」で日本初となる認定中古プログラムが開始され、認定中古品が今後日本在住の方の新たな選択肢となっていくかもしれません。現段階で認定中古品をオンラインで購入することはできませんが、公式サイトで在庫状況を確認することはできるため、気になる方はチェックしてみると良いでしょう。

    中古ブランドショップのALLU(アリュー)では、経験豊富な鑑定士によって査定されたリユースアイテムが豊富に揃っています。ロレックスの現行モデルはもちろん、生産終了となったモデルが入荷することもあるため、中古ロレックスをお探しの場合は、ぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。

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