ロレックスエアキングの新作発表はいつ?現行モデル「Ref.126900」についても解説
ロレックスで最古のペットネーム(愛称)を持つ「エアキング」。2016年の大幅なアップデートを経て2022年にさらなる進化を遂げましたが、後継機となる新作はいつ発表されるのでしょうか。本記事では、「エアキング」の新作発表のタイミングや、現行モデルである「Ref.126900」の特徴や魅力について解説します。
ロレックスのエアキングとは?
「エアキング」は現存するロレックスのペットネーム(愛称)のなかで最古とされ、航空業界とロレックスの特別な絆を象徴する時計として知られています。シンプルでありながら高い視認性を誇る文字盤デザインが魅力で、1958年以降、特徴的なフォントで書かれた「Air-King」が文字盤に表記されるようになりました。
また、「エアキング」はシンプルながらも存在感のあるデザインで、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで活躍します。また、ロレックスの中では比較的手に入りやすい価格帯になっており、ロレックスデビューの1本として選ばれることもあります。
ロレックスエアキングの新作発表はいつ?
ロレックスの「エアキング」は1940年代に誕生した長い歴史を持つモデルです。2016年には大幅なリニューアルが行われ、2022年にさらなる進化を遂げた「Ref.126900」が発売されました。しかし、それ以降のモデルについての公式発表はなく、2024年7月時点で新作「エアキング」の発売予定はありません。前回の発売が2022年、前々回が2016年となっていることから、次回作の発表までに間隔が空いてしまうことも想定されますが、2025年以降の登場を待つほかないでしょう。
ロレックスエアキングの現行モデル「Ref.126900」を紹介
2022年に発表された「Ref.126900」は、前作「Ref.116900」の魅力を継承しつつさまざまな点で進化を遂げました。40mmのオイスタースチール製ケースは堅牢性と防水性に優れており、サファイアクリスタルの風防には反射防止コーティングが施されています。文字盤は艶やかなブラックを基調としたデザインで、ブランドカラーであるグリーンの秒針が特徴的。3、6、9のインデックスには夜光塗料が施され、暗所での視認性が向上しています。
ブレスレットには3列リンクのオイスターブレスレットを採用し、新作ではセンターリンクの幅が広くなり、よりバランスの取れたデザインになりました。また、セーフティキャッチ付オイスターロッククラスプによりブレスレットが誤って開くことを防ぎ、100mの防水性能も備えています。
パイロットウォッチとしての機能性とロレックスならではの高級感を両立させた「Ref.126900」。1930年代の航空黄金期へのオマージュを込めたこの時計は、現代の技術と伝統的なデザインが見事に融合した一本といえるでしょう。
ロレックスエアキングの「Ref.126900」と「Ref.116900」を比較
2022年に登場した「Ref.126900」は、前作の「Ref.116900」と比べてどのように進化したのでしょうか。ここでは両モデルの違いについて詳しく紹介します。
ケースサイドにリューズガイドを搭載
「Ref.126900」の大きな特徴の一つがケースサイドに搭載されたリューズガードです。リューズガードはリューズを保護して誤操作を防ぐ役割を果たし、新たに採用されたリューズガードにより堅牢性が向上しました。また、ケースサイドのラインが直線的になり、全体的にシャープな印象に仕上がっています。
ミニッツインデックスの「5」が「05」に変更
「Ref.126900」では、文字盤のミニッツインデックスにも変更が加えられました。前作の「Ref.116900」では1時位置の「5」が1桁表記でしたが、「Ref.126900」では「05」と2桁表記に変更されています。 これにより文字盤全体の統一感がアップしたのはもちろん、すべての数字が2桁表記になったことで視認性も向上しています。
新世代ムーブメントの「Cal.3230」を採用
前作の「Ref.116900」で使用されていた「Cal.3131」に代わり、新世代ムーブメントの「Cal.3230」が採用されました。「Cal.3230」は、高い精度と信頼性を誇るロレックスの最新ムーブメントで、パワーリザーブが約48時間から約70時間へと大幅に延長されています。
また、「Cal.3230」は高い耐磁性能も備えており、日常生活における磁気の影響を受けにくくなりました。精度、耐久性、実用性のすべてにおいて「エアキング」は大きく進化を遂げたといってもいいでしょう。
ロレックスエアキングの歴代人気モデルを紹介
「エアキング」はロレックスの中でも長い歴史を持つモデルの一つです。1940年代に誕生して以来、時代とともに進化を遂げながらも普遍的な魅力を保ち続けてきました。 ここでは、「エアキング」の歴代人気モデルを紹介します。
ロレックス エアキング Ref.114200
「Ref.114200」は、2007年から2014年まで製造されたモデルです。このモデルの特徴は34mmのケースサイズと丸みを帯びたドームベゼルで、前モデルと比べて高級感のある仕上がりとなっています。また、文字盤にはコンセントリックと呼ばれるギョーシェ装飾が施され、文字盤に記されていた「精度」を意味する「PRECISION」の文字は排除されました。インデックスにオレンジ色を使用したデザインもあり、シンプルながらも個性が光るモデルです。
ロレックス エアキング Ref.14000M
2001年から2007年まで製造された「Ref.14000M」は、前モデル「Ref.14000」から引き継いだ34mmのケースサイズと新たに採用された「Cal.3130」ムーブメントが特徴です。デザインに大きな変更は見られませんが、ムーブメントの心臓部であるテンプがシングルブリッジからツインブリッジになり、安定性とメンテナンス性が向上しました。また、ケースのエンドピース部分にあったバネ棒を通す横穴が見えない仕様になっています。文字盤の6時位置には「PRECISION」の文字が刻印され、クラシックな魅力とモダンな技術を融合させた一本と言えるでしょう。
ロレックス エアキング Ref.14010
「Ref.14010」は1990年頃から2000年まで製造されたモデルで、エンジンターンドベゼルと呼ばれる細かいラインが入ったベゼルが印象的です。34mmのケースサイズを維持しつつ、エンジンターンドベゼルによって従来の「エアキング」よりも落ち着いた印象に仕上がっています。また、ムーブメントには「Cal.3000」を採用し、振動数が19,800振動から28,800振動へと向上しました。
ロレックス エアキング Ref.5500
1950年代後半から1988年まで製造された「Ref.5500」は、「エアキング」で最も有名なモデルと言っても良いでしょう。34mmのケースサイズ、シンプルな文字盤デザイン、象徴的な「Air-King」のロゴなど、現行「エアキング」の基本的なデザインを確立したモデルとして知られています。
40年近くにわたって製造されたため時期によってマイナーチェンジが行われていますが、ベースとなるデザインは変わっていません。特別仕様のレア個体も存在する一方で、愛用者も多いモデルとも言われています。
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ロレックスエアキングの新作発表は2024年時点では未定
ロレックスの数あるモデルのなかで長い歴史を持つ「エアキング」は、その普遍的なデザインが愛され続けているモデルです。2022年発売の「Ref.126900」に次ぐ新作の発表が待ち遠しいところですが、2024年7月時点で新作の発売予定はありません。
現行モデルである「Ref.126900」は、前作「Ref.116900」の魅力を継承しつつ多くの点で進化を遂げました。リューズガードの追加による堅牢性の向上やパワーリザーブの延長に加え、3、6、9のインデックスへの夜光塗料の採用により前作と比べて視認性が大幅にアップしています。パイロットウォッチの機能性とロレックスならではの高級感を両立した「Ref.126900」は、さらに多くの時計愛好家を魅了することでしょう。