2024.07.01

古いロレックスの価値はどれくらい?アンティークロレックスの魅力と価値の高いモデルを紹介

古いロレックスの価値

ロレックスは高級時計を代表するブランドで、時計やアクセサリーとして楽しむ方もいれば、資産として所有している方も少なくありません。特に、製造から数十年経過した時計は「ヴィンテージロレックス」や「アンティークロレックス」と呼ばれ、その希少性や歴史的背景などから今なおコレクターや愛好家から高く評価されています。本記事では、古いロレックスの価値や特に価値の高いモデルについて紹介します。

古いロレックスの価値は?

ロレックスの時計は定期的なメンテナンスを欠かさなければ長く使うことができます。仮に寿命が尽きて腕時計として使えなくなったとしても、価値が大きく損なわれてしまうことは考えにくいでしょう。明確な定義はないものの、時計業界では50年以上前に製造された時計は「アンティーク」、20年以上前に製造された時計は「ヴィンテージ」と呼ぶことが多いようです。ロレックスのなかでも、近年入手が難しくなっている「アンティークロレックス」は特に価値が高いといわれています。

1970年代のロレックス、特にステンレス製のモデルは当時約25万円前後で取引されていました。当時のロレックスはその後アンティークとしての価値が飛躍的に高まり、現在では数百万円、場合によってはそれ以上の価格で取引されることも珍しくありません。1970年代のモデルは現在のものと異なるデザインや機能を備えており、この違いがコレクターや時計愛好家を惹きつけている大きな要因といえるでしょう。

古いロレックスはリファレンスナンバーで確認できる

古いロレックスであるかどうかは、ブレスレットを外したケースの12時位置に刻まれているリファレンスナンバーで判別可能です。「アンティークロレックス」のリファレンスナンバーは4桁であり、製造年が新しくなるにつれて桁数が増えるようになっています。4桁のリファレンスナンバーを持つモデルは、ロレックスの古いモデルの中でも特に価値が高いとされています。

価値が高くなりやすい古いロレックスの特徴は?

古いロレックスの特徴

ロレックスのなかには、新型モデルよりも価値が高くなっている古いモデルもあります。ここでは、古くても価値があるロレックスの特徴を紹介します。

オリジナルの状態を保っているアイテム

ロレックスの純正部品は30年間しか保管されないため、古いロレックスには現行モデルと異なる部品が使用されています。高値で取引されている古いロレックスは製造当時に近いコンディションであることが最大の特徴で、新品に近いコンディションを保っているモデルは特に希少性が高いとされています。

モデル自体の希少価値が高いアイテム

同じモデルであっても部品やデザインが異なるだけで価格は大きく変動し、希少なものは通常モデルの2倍以上の値段がつくことも珍しくありません。また、インデックスの大きさやロゴの刻み方によって価値が変わることもあり、価格の変動が大きいことも古いロレックスの特徴といえるでしょう。

他のブランドとのコラボレーションアイテムや限定アイテム

ロレックスの古いモデルは製造数が少なかったり、流通量が限られていたりするため、希少価値が非常に高くなっています。なかでも、ロレックス以外のブランドとコラボレーションしたモデルや限定生産されたモデル、一定期間のみ生産されたモデルはどうしても高額になってしまいます。また、古いロレックスの価値は使用されている部品にも大きく左右され、現行では見られない部品を使用していることがほとんどです。コラボレーションモデルや限定モデルは偽物も多く、証明書まで偽造されている場合もあるため、購入する場合は信頼できるお店を選ぶようにしましょう。

古いロレックスの魅力は?

古いロレックスは芸術品としての価値も持っています。ここでは、古いロレックスの魅力について紹介します。

現行モデルには見られない独自のデザイン

古いロレックスは現行モデルでは排除されてしまった独特なデザインが特徴的で、この時期のロレックスはファッションに敏感な方々からも高い人気を集めていました。現在では使用されていない素材で作られたモデルも多く、特に手巻きモデルやプラスチックベゼルを用いたモデルなどは「アンティークロレックス」の中でも高い人気を誇ります。

歴史上の出来事や時代を象徴する人物とのエピソード

50年前のロレックスの特別な魅力のひとつに、歴史的な出来事や有名人との関係性があります。例えば、登山家のエドモンド・ヒラリーがエベレスト登頂時に所持していたとされる「オイスターパーペチュアル」は、その歴史的イベントと相まってそのモデルの価値も高められました。また、古いモデルは当時の時計技術が優れていたことも示しており、ロレックスの長い歴史と技術の進歩を物語っています。「アンティークロレックス」は、単なる時間を知る道具ではなく、時代を象徴する歴史的なアイテムとして価値を見出されています。

古いロレックスで特に価値が高いモデルを紹介

ロレックスはモデルや年代によって生産数が異なっており、特定のモデルのみが高騰することも珍しくありません。数ある「アンティークロレックス」のなかで、高値で取引されている代表的なモデルを紹介します。

ロレックス コスモグラフ デイトナ

ロレックス コスモグラフ デイトナ

アンティークロレックスの中でも特に価値が高いのが「コスモグラフ デイトナ」の4桁型番モデルで、特に「ポール・ニューマン」と呼ばれる「Ref.6241」はコレクターから絶大な人気があります。「Ref.6241」は初代モデルから2年後に発売され、特徴的なデザインが注目されました。

また、「コスモグラフ デイトナ」の中でも後期モデルである「Ref.6265」も希少価値が高くなっています。800万円以上の価格で取引されることも多く、「アンティークロレックス」の中でも特に価値が高いモデルとされています。

ロレックス サブマリーナ

ロレックス サブマリーナ

1953年に開発された「サブマリーナ」はプロのダイバーズウォッチとして知られており、100m防水性能と潜水時間を測定するための回転ベゼル(外側のリングが時計の顔に沿って回転し、潜水時間を計測する機能)が特徴です。

「サブマリーナ」のなかでも4桁型番モデルは特に価値が高く、1953年から1958年に製造された「Ref.6200」は数千万円以上の資産価値を持つレアモデルとされています。厚みのあるケースと特徴的な大きなリューズが特徴で、200mの防水性能を備えた堅牢なモデルです。

また、生産期間が30年に及んだロングセラーモデルである「Ref.5513」は文字盤やムーブメントに様々なバリエーションがあり、多くのコレクターから愛されています。さらに、デイト表示が付いた最初のモデルである「Ref.1680」は「SUBMARINER」の文字が赤く印字されており、「赤サブ」とも呼ばれています。

ロレックス エクスプローラー

ロレックス エクスプローラー

1953年に開発された「エクスプローラー」は探検家向けのモデルで、初代の「Ref.6350」を始めとする「Ref.6610・Ref.5500・Ref.5504」などのアンティークモデルが特に価値が高いとされています。しかし、これらのモデルは中古市場になかなか出回らないため、現行モデルの原型となった「エクスプローラーⅠ」の3rdモデルである「Ref.1016」なら比較的見つけやすいかもしれません。

「エクスプローラー」は生産時期と搭載ムーブメントの違いにより、初期型・前期型・後期型に分けられますが、初期型で文字盤が茶色に変色したものは通常モデルの2倍以上の値が付けられることもあります。

ロレックス GMTマスター

ロレックス GMTマスター

「GMTマスター」は国際線パイロットのために開発されたモデルで、特に初期モデルの価値が高いことで知られています。初代モデルである「Ref.6542」は実際にパイロットに供給されていたモデルであったため、中古市場での流通量が少なく希少性が非常に高くなっています。

38mmのステンレスケースに青赤のベゼルを配した個性的なデザインで、初期のベゼルは割れやすいベークライト(初期のプラスチックの一種)で作られていました。2年後にアルミベゼルに変更されましたが、今となってはオリジナルのベークライトモデルのほうが特別視されているようです。

第2世代の「Ref.1675」はアンティークモデルの中でも特に評価が高く、約20年間にわたって製造されたロングセラーモデルです。製造年代によって仕様が異なっており、初期モデルには特徴的な「ブラックミラーダイヤル」と「ゴールドレター」が採用されています。

古いロレックスの価値を損なわないようにするには?

古いロレックスを所持している方のなかには、将来的に売却したいという方もいるかもしれません。ここでは、古いロレックスの価値を保つためのポイントを紹介します。

部品が交換されてしまうため、正規店でのオーバーホールは避ける

古いロレックスは丁寧な扱いが求められる精密機器であり、2年に1回のメンテナンスが推奨されています。しかし、ロレックスの正規店にオーバーホールを依頼すると、部品が現行モデルのものに交換されてしまいます。古いロレックスには現行モデルとは異なる貴重な部品が使用されているため、オーバーホールによって当時の部品が分解・交換されるとアンティークロレックスのオリジナリティや価値が損なわれる可能性があります。どうしてもメンテナンスを行いたい場合には、ロレックス公認の時計修理店などで部品を交換しない範囲で修理してもらうのが良いでしょう。

売却時に備えて、箱や保証書などを揃えておくのがベスト

ロレックス箱や保証書

新品のロレックスを購入すると、内箱や外箱のほかに保証書や付属品がついてきます。特に保証書はギャランティーカードとも呼ばれ、時計が本物のロレックスであることを証明する役割を果たします。高級腕時計を売却するときは箱や保証書などと一緒に買い取ってもらうのが一般的で、保証書がないと買い取り額が下がってしまいます。ただし、「アンティークロレックス」のなかでも特に希少性の高いモデルや人気モデルにおいては、保証書などの付属品がなくても減額されない場合があるようです。

衝撃に注意し、水分や磁気から遠ざけて保管する

「アンティークロレックス」に限らず腕時計に衝撃を加えるのは厳禁ですが、過去のモデルは現行モデルよりも耐久性が劣っているため、慎重に扱う必要があります。また、経年劣化によって防水性が低下していたり、耐磁気性が備わっていなかったりするため、濡れやすい環境やテレビ、スマートフォンなどから遠ざけて保管するようにしましょう。

希少価値のある古いロレックスをALLUで探す

ALLU(アリュー)では中古ブランド品を豊富に取り扱っており、レアなアンティークロレックスが入荷されることもあります。オンラインショップの商品を実店舗に取り寄せて現物を確かめてから購入することもできるため、古いロレックスをお探しの場合はぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。

古いロレックスのなかでも、流通量が少ない限定品は希少価値が高い

古いロレックスは、限られた流通量と製造数によってその希少性が高く評価されています。また、現行モデルには見られない貴重な部品が使用されているのもアンティークモデルならではの魅力です。現行モデルと比べて耐久性や防水性が低いため、日常的に使用している方も資産として所有している方もより慎重に扱うようにしましょう。

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