ロレックスをラバーベルトに交換できる?サイズの調整方法についても紹介
腕時計を購入する際、デザインや見た目を重視して選びたいという方も多いでしょう。ロレックスでは、ラバーベルトを採用したモデルがいくつか販売されており、ブレスをラバーベルトに交換することも可能です。本記事では、ロレックスのラバーベルトの特徴や調整方法、ラバーベルトを採用したモデルについて紹介します。
ロレックスのラバーベルトとは?
ロレックスで採用されているラバーベルトの特徴や魅力について紹介します。
「オイスターフレックスブレス」と呼ばれる
ロレックスは一部のモデルで「オイスターフレックスブレス」と呼ばれる独自開発のラバーベルトを採用しています。2015年に発売された「ヨットマスター40」で初めて採用されて以降、「デイトナ」や「スカイドゥエラー」などのゴールドモデルにも採用されるようになりました。
ブレス本体はゴム弾性を持つ高分子材料の「ブラックエラストマー」でコーティングされており、優れた柔軟性と耐久性を実現しています。内部にチタン・ニッケル合金製の「超弾性メタルブレード」を組み込むことで、ベルトの強度を高めている点が特徴です。
縦方向クッションシステムにより装着感アップ
「オイスターフレックスブレス」の内側中央部には「縦方向クッションシステム」と呼ばれるクッション状のパーツが使われており、適度な弾力性と快適な着け心地を両立しています。また、5段階のサイズ調整が可能で、手首に馴染みやすいのも魅力のひとつです。
ロレックスをラバーベルトに交換するには?
ロレックスのブレスを交換する際はどこに依頼すればいいのか、自分で交換することはできるのかなど、ロレックスのブレス交換について紹介します。
正規店やサービスセンターで依頼するのがベスト
ロレックスのブレス交換は「日本ロレックス株式会社」のサービスセンターや正規取扱店に依頼するのがおすすめです。そもそもロレックスの正規販売店には「オイスターフレックスブレス」のストックはないため、交換は修理扱いとなってしまいます。費用は技術料を含めて片側4万円程度(2024年5月時点)かかりますが、大切な腕時計だからこそ、メーカーや正規取扱店に任せる方が安心でしょう。
純正品以外でも交換可能?
通販などで入手できる純正品以外の交換用ラバーベルトは、見た目や装着感が純正品と大きく異なるものの、サイズが合っていれば交換可能です。「バネ棒外し」という道具があればブレス部分の取り外しができますが、時計を傷つけないように慎重に作業する必要があります。自分で交換するのが不安という方は、サービスセンターや正規取扱店に依頼して、純正品の「オイスターフレックスブレス」に交換するのがベストでしょう。
ロレックスでラバーベルトが採用されているモデルを紹介
ロレックスで「オイスターフレックスブレス」が採用されたモデルを紹介します。
ロレックス ヨットマスター Ref.116655
1992年、ロレックスの高級ラインとして登場したヨットマスターは、オールゴールド素材を採用したラグジュアリーなシリーズです。2015年に登場した「ヨットマスター40 Ref.116655 エバーローズゴールド」は、ロレックス初の「ラバーベルト採用モデル」として注目を集めました。このモデルは、エバーローズゴールド製のケースとロレックス初のラバーベルト「オイスターフレックス」を組み合わせています。
ロレックス ヨットマスター Ref.226659
「ヨットマスター Ref.226659」はシリーズ初となる42mmケースを採用したモデルです。「オイスターフレックスブレス」による高い装着感や「Cal.3235」による稼働時間の延長など、利便性が大幅に向上しています。上品な雰囲気とスポーティな印象を兼ね備えた、シリーズ初の新たな魅力が詰まったモデルといえるでしょう。
ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.126519LN
「コスモグラフ デイトナ Ref.126519LN」は、18Kホワイトゴールドケースにブラックのセラクロムタキメーターベゼルを組み合わせたモデルです。「オイスターフレックスブレス」を採用することで、メタルブレスレット特有の堅牢性とラバーストラップの快適性を両立。垂直クラッチ機構を備えた自社製ムーブメント「Cal.4130」を搭載しており、高い精度と信頼性を誇ります。
ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116515LN
「コスモグラフ デイトナ Ref.116515LN」は、18Kエバーローズゴールド製の40mmケースに、ブラックのセラクロムタキメーターベゼルを組み合わせた高級感溢れるモデルです。ブラックベゼルとエバーローズゴールドのコントラストが大きな魅力であり、スポーティでありながら洗練された印象に仕上がっています。
エバーローズゴールドは、ロレックスが独自開発したピンクゴールド合金で、通常のピンクゴールドよりも変色や劣化に強いという特徴があります。また、ブラックのセラクロムベゼルは極めて硬質なセラミック素材で作られているため傷がつきにくく、紫外線による影響も受けにくいとされています。
ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.116519LN
「コスモグラフ デイトナ Ref.116519LN」は、ホワイトゴールドのケースとブラックのベゼルの組み合わせがエレガントかつシャープな印象を与えるモデルです。ダイアルカラーは放射状に細かな線が広がるサンレイ仕上げのシルバーで、ブラックで上品なパンダ文字盤も特徴的。シルバーの針やインデックスもアクセントになっています。
ロレックス スカイドゥエラー Ref.326238
「スカイドゥエラー Ref.326238」は、18Kイエローゴールドの42mmケースとブレスレットを採用したラグジュアリーなモデルです。「リングコマンドベゼル」と連動した第2タイムゾーン表示機能と年次カレンダー機能が特徴で、現地時間と基準時(ホームタイム)の2つの時間帯を表示できます。また、ダイアルはブライトブラックで視認性の高いクロマライトディスプレイを採用。長方形のアワーマーカーと長めの針に夜光塗料を施し、暗所での視認性もアップしています。
ロレックスのラバーベルトのサイズや調整方法
ロレックスの「オイスターフレックスブレス」のサイズや調整方法について紹介します。
サイズは5種類のアルファベットで表示される
「オイスターフレックスブレス」のサイズ展開はD・E・F・G・Hの5段階で表され、ベルトの裏側に刻印されたアルファベットで確認できます。以前はED・EF、EGのようにアルファベット2文字で表記されており、Eがベースサイズを示し、その後ろの文字が長さの違いを表していました。しかし、現行の「オイスターフレックスブレス」では、D・E・F・G・Hの一文字表記に変更されています。
具体的なサイズは、Dが50mm、Eが55mm、Fが65mm、Gが75mm、Hが85mmで、6時側と12時側でそれぞれサイズを選択できるようになっています。
5mm~15mm程度なら微調整できる
「オイスターフレックスブレス」は、クラスプ内の調整機能により最大15mm程度動かすことができます。ただし、これはあくまでも細かい調整のためのもので、金属製ブレスレットに比べるとサイズ調整の幅が狭くなっています。そのため、購入時には自分の手首にぴったりのサイズを選んでおくのが無難です。
ラバーベルトの腕時計を着用する際の注意点
ロレックスの「オイスターフレックスブレス」に限らず、ラバーベルトの腕時計を着用する際には注意点がいくつかあります。ここでは、ラバーベルトの注意点について紹介します。
着用シーンが限られる
ラバーベルトの腕時計はカジュアルな印象を与えるため、ビジネスシーンで着用する場合には注意が必要です。また、パーティシーンなどの華やかな場面にも不向きかもしれません。ラバーベルトに限らず、TPOや服装に合わせて最適な腕時計を選ぶようにしましょう。
通気性が悪く、色あせや劣化が生じやすい
ラバーベルトは通気性が悪く、汗や湿気により色あせてしまうことがあるため、使用するたびに柔らかい布で汗や汚れを拭き取るようにしましょう。また、紫外線に弱く、経年劣化によりヒビが入る可能性もあります。「オイスターフレックスブレス」は耐久性が高いものの、素材そのものはラバーなので直射日光を避けて保管するのが理想的です。
定期的なお手入れが必須
新品のラバーベルトはゴムの臭いがすることがありますが、これは時間経過で薄れていきます。ラバーベルトは水に強く汚れにくい特性があるものの、お手入れはマストです。お手入れの前には、時計本体が防水に対応しているかを確認してください。ラバーベルトの表面には細かなキズがつきやすいため、つまようじや歯ブラシを使うのは避け、目立つ汚れは中性洗剤を使って落とすようにしましょう。
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ロレックスをラバーベルトに交換する際は、正規店に依頼するのが理想
ロレックスのラバーベルトである「オイスターフレックスブレス」について紹介しました。純正品以外のラバーベルトを購入して自分で交換することも可能ですが、専門的な知識や緻密な技術が求められる作業であるため、ロレックスの正規店やサポートセンターに依頼するのがベストでしょう。