2024.09.26

ロレックス用の純正ワインディングマシーンはある?ワインディングマシーンのメリットやデメリット、選び方について解説

ロレックス用の純正ワインディングマシーン

ワインディングマシーンとは、自動巻き式腕時計をセットしておくだけでゼンマイを自動で巻き上げてくれる機器のことです。ロレックスを所有している方のなかには、ロレックス用の純正ワインディングマシーンは販売されているのか、他社製品を使用しても問題ないのかといった疑問を持っている方も多いかもしれません。本記事では、まずはじめにロレックス用の純正ワインディングマシーンの有無について解説し、ワインディングマシーンのメリットやデメリット、選び方のポイントなどを詳しく紹介します。

ワインディングマシーンとは?

ワインディングマシーンとは、自動巻き腕時計のゼンマイを自動的に巻き上げる専用の機器です。自動巻き時計は着用者の腕の動きによってゼンマイが巻かれる仕組みとなっており、長期間使用していないとどうしても止まってしまいます。しかし、ワインディングマシーンに腕時計をセットしておけば、装着していない間も自動的にゼンマイを巻き上げてくれるため、時計を動かし続けることが可能になります。ひとつの腕時計を毎日着用している方であればそれほど必要性を感じないかもしれませんが、複数の腕時計を所有している方や頻繁に着用しない方にとっては非常に便利なアイテムと言えるでしょう。

ロレックス用の純正ワインディングマシーンは販売されている?

ロレックス用の純正ワインディングマシーンは販売されている

ロレックスを愛用している方のなかには純正のワインディングマシーンを探している方もいるかもしれませんが、残念ながらロレックス用の純正ワインディングマシーンは販売されていません。過去には高級ノベルティとしてロレックスからワインディングマシーンが提供されていたこともあったようですが、現時点で入手することは難しくなっています。

純正のワインディングマシーンがない場合には他社のワインディングマシーンを選ぶほかありませんが、適切な製品を選べば純正品でなくても問題なく使用できます。まずワインディングマシーンを選ぶ際は、ロレックスの時計に適した回転方向と回転数を確認するようにしましょう。ロレックスはモデルによってゼンマイの回転方向が異なっており、一般的には両方向回転(時計回りと反時計回り)が主流ですが、片方向のみのモデルもあります。

過度な巻き上げは時計の内部パーツに負担をかける可能性があるため、1日8時間程度の使用を目安に適切な回転数を設定することが重要です。

ワインディングマシーンを使用するメリットは?

ワインディングマシーンの概要について紹介してきましたが、ワインディングマシーンには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、ワインディングマシーンを使用するメリットについて紹介します。

セットするだけで自動で巻き上げてくれるため、手動で巻き上げる手間がない

ワインディングマシーンの最大のメリットは、時計をセットするだけで自動的にゼンマイを巻き上げてくれることです。自動巻き時計は腕に着けている間に自然とゼンマイが巻かれる仕組みのため、定期的に着用していないと止まってしまいます。

時間が止まったままだと使用する度に手動でゼンマイを巻き上げる必要があり、複数の腕時計を所有している場合には煩わしく感じてしまうかもしれません。ワインディングマシーンがあれば腕時計を定期的に動かすことができ、ゼンマイを巻き上げる手間を大幅に省くこともできるでしょう。

腕時計を使用していない時もムーブメントが動くため、放置による劣化も防げる

腕時計を動かさないまま長期間放置していると、ムーブメント内の機械油が固まったり、部品の動きが悪くなったりすることがあります。これは時計の精度に悪影響を及ぼす原因にもなりかねず、修理が必要になる可能性もゼロではありません。

しかし、ワインディングマシーンを使用すれば放置による劣化を防ぐことができ、結果的にムーブメントの寿命を長くすることにもつながるでしょう。

腕時計を綺麗にディスプレイでき、インテリアとしての側面も

ロレックスのような高級時計を所有している場合、綺麗にディスプレイして楽しみたいという方もいるかもしれません。ワインディングマシーンのなかには高級感あるクラシックなデザインのものもあり、インテリアとしての一面も兼ね備えています。腕時計のコレクションを魅力的に見せるだけでなく、保管方法としても優れているため、時計を複数所持している方にとっては理想的なアイテムと言えるでしょう。

ワインディングマシーンを使用するデメリットは?

ワインディングマシーンは自動巻き式時計を所有するうえで便利なアイテムですが、いくつかのデメリットもあります。ここでは、ワインディングマシーンのデメリットについて詳しく紹介します。

製品によっては磁気を発するものがあり、腕時計が磁気を帯びてしまう可能性がある

ワインディングマシーンのなかには、モーターの動作によって磁気を発するものがあります。このようなワインディングマシーンを選んでしまうと腕時計が磁気を帯びてしまい、時間の進みが早くなったり、遅くなったりする可能性があります。特にロレックスのような精度の高い時計は磁気の影響を受けやすいため、ワインディングマシーンを選ぶ際には磁気対策が施された製品を選ぶことが重要です。

過剰に使用したり回転数を間違ったりすれば、部品の劣化を早めてしまう

ワインディングマシーンは便利なアイテムですが、過剰に使用したり時計に適していない回転数で設定したりすると、時計の内部パーツに負担をかけてしまうことがあります。

ロレックスはモデルによって適した回転数や回転方向が異なっているため、そのモデルに合っていないワインディングマシーンを使用するとゼンマイが過度に巻かれてしまい、内部パーツの劣化を早めてしまう原因にもなりかねません。ワインディングマシーンを使用する際は必ず時計の取扱説明書をチェックして、適切な設定のもとでセットするようにしましょう。

ワインディングマシーンを選ぶ際のポイントは?

ワインディングマシーンを選ぶ際のポイント

これまで紹介してきたようにワインディングマシーンには様々なメリットとデメリットがあるため、購入する際はいくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、ワインディングマシーンを選ぶ際のポイントについて紹介します。

回転方向や回転数が使用したい腕時計とマッチするか

ワインディングマシーンを選ぶ際の重要なポイントのひとつは、回転方向と回転数が使用したい時計に適しているかどうかです。ロレックスの自動巻き時計はモデルによって回転方向(時計回り、反時計回り、両方向)と回転数が異なっているため、適切なものを使用しないとムーブメントに過度な負担がかかってしまいます。

ワインディングマシーンを購入する際は、必ず取扱説明書や専門家のアドバイスを参考にして、適切な回転方向と回転数を設定できる製品を選ぶようにしましょう。

回転方向はアルファベットの表記で判別可能

ワインディングマシーンの回転方向は、製品に表示されているアルファベットで簡単に判別できます。それぞれの方向は以下のアルファベットで表示されるのが一般的です。

C:時計回り(Clockwise)

A:反時計回り(Anti-clockwise)

B:両方向回転(Both directions)

腕時計を同時にいくつ収納できるか

ワインディングマシーンのなかには複数の時計を同時に収納できるタイプもあります。腕時計を複数所有している場合には、2本以上の時計をまとめて収納できるタイプのワインディングマシーンが重宝します。ただし、回転方向や回転数が異なる時計を同時に収納する場合は、個別の設定ができるものを選ぶようにしましょう。

給電方法は乾電池とコンセントのどちらか

ワインディングマシーンの給電方法には、乾電池式とコンセント式の2種類があります。乾電池式はコンセントのない場所でも使用できるというメリットがあるものの、定期的な電池交換がマストです。一方、コンセント式は長時間の連続使用に適しており、電池切れの心配もありません。使用する場所や用途に応じて適切な給電方法を選ぶことが大切です。

夜間での使用を想定している場合は、静音性に優れているか

ワインディングマシーンを夜間に使用する場合は、静音性も大切なポイントとなります。特に寝室などで使用する際は、モーター音の気にならない製品を選んでおくのがベストです。マブチモーターを搭載したモデルは「ファントム(幽霊)」と称されるほど静音性に優れており、夜間でも気兼ねなく使用できるでしょう。

ワインディングマシーンの使い方は?

ワインディングマシーンの使い方

ワインディングマシーンには様々な種類がありますが、基本的な使い方はほぼ同じです。ここでは、一般的なワインディングマシーンの使い方について詳しく解説します。

1.腕時計をセットする

ワインディングマシーンを使用するときの最初のステップは、腕時計を正しくセットすることです。まずは腕時計をワインディングマシーンのターンテーブルに固定して、腕時計がしっかりと密着していることを確認してください。隙間があると回転時に時計がずれてしまい、正常に動作しない可能性があります。また、しっかり固定されていないとムーブメントに負担がかかるだけでなく腕時計本体に傷がつく恐れもあるため、正確にセットできているかを必ずチェックするようにしましょう。

2.回転プログラムを設定して稼働させる

腕時計をセットした後は、ワインディングマシーンの回転プログラムを設定します。ロレックスはモデルによって回転方向や回転数が異なるため、取扱説明書に従って適切に設定するようにしましょう。回転プログラムには時計回り、反時計回り、両方向回転の3つの設定があり、それぞれに対応したモードを選ぶことが重要です。設定が完了したらワインディングマシーンを稼働させます。稼働中は定期的に腕時計の状態を確認し、異常がないかどうかを確かめるようにしましょう。

ワインディングマシーン本体のメンテナンスも重要

ワインディングマシーンは自動巻き式時計を正常に動かし続けてくれるアイテムですが、ワインディングマシーン本体も定期的なメンテナンスが欠かせません。

ワインディングマシーンのメンテナンスを怠ると内部のモーターや回転機構が劣化し、正確な回転ができなくなります。これにより腕時計がきちんと巻き上げられず、時間のズレや停止といった問題が生じてしまう恐れがあります。また、モーターの異常が原因で機械が過度に振動したり、動作が不安定になったりする可能性も否定できません。このような不具合を放置していると腕時計のムーブメントにもダメージを与えかねず、修理が必要になる場合もあるため、ワインディングマシーン本体のメンテナンスも非常に重要です。

メンテナンスを行う際はまずワインディングマシーンを清掃し、動作音や回転の滑らかさを確認します。異常を感じた場合は速やかに専門業者に点検を依頼し、必要に応じて修理や部品を交換するようにしましょう。このようなメンテナンスを定期的に実施しておけば、ワインディングマシーンを長く快適に使用でき、大切な腕時計も適切に保管することができるでしょう。

ロレックスにワインディングマシーンを使用する場合は、回転方向や回転数に注意

本記事では、ワインディングマシーンの選び方や使用方法について紹介しました。ロレックス用の純正ワインディングマシーンは現在販売されていませんが、回転方向や回転数が一致していれば他社製のものでも問題なく使用できる場合がほとんどです。ロレックスはモデルによって回転方向や回転数が異なっているため、必ず取扱説明書などで事前に確認してからワインディングマシーンを適切に使用するようにしましょう。

中古ブランドショップのALLU(アリュー)ではロレックスの人気モデルを豊富に取り扱っています。オンラインショップで気になった商品を実店舗に取り寄せてコンディションを確認してから購入することもできるため、ロレックスをお探しの場合はぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。

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