ロレックスのデイデイトとは?金無垢モデルや自然素材を使用した希少モデルを紹介
ロレックスのなかで最上位クラスに位置する「デイデイト」は貴金属のみを使用したゴージャスな仕様で、多くのアメリカ大統領が着用していたことでも知られています。本記事では「デイデイト」の特徴や魅力、希少価値の高いモデルについて紹介します。
ロレックスのデイデイトとは?
「デイデイト」は1956年にロレックスの最上級ラインとして発売され、ロレックスが販売するモデルのなかでも高級モデルとして位置づけられています。そもそも「デイデイト」とは曜日・日付表示機能が付いた時計のことを指しますが、ロレックスはこの曜日表示をフルスペルにし、なおかつ高級素材のみを使用することで「デイデイト」という最高級モデルを完成させました。「デイデイト」の魅力や特徴について以下で詳しく紹介します。
ロレックスで唯一、フルスペルの「曜日表示機能」を搭載
曜日を「MON」や「TUE」のように頭文字3つで表すモデルは多くありますが、「デイデイト」は12時位置に曜日をフルスペルで表示します。これはロレックスで唯一搭載された機能であり、英語のほかフランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語などにも変更可能。言語を変更したい場合は、日本ロレックスに依頼して変更してもらいましょう。
ゴールドやプラチナなどの貴金属しか使用していない
最上級ラインと評される「デイデイト」にはステンレススチールやチタンなどは使われておらず、イエローゴールド・エバーローズゴールド・ホワイトゴールド・プラチナなどの貴金属しか使用されていません。特にプラチナを採用したモデルは価値が高く、1,000万円以上で取引されることもあります。
装着感の高い「プレジデントブレス」を採用している
「デイデイト」のブレスレットには、3列のコマが規則的に並ぶ「プレジデントブレス」が採用されています。「デイデイト」が誕生した1956年、当時のアメリカ大統領であったアイゼンハワーにロレックスが「デイデイト」をプレゼントしたことがその名前の由来だとされています。「デイトジャスト」に見られる5連のジュビリーブレスにも似ていますが「プレジデントブレス」はひとつひとつのコマが大きく、装着感に優れています。
最新のムーブメントがどのモデルよりも早く搭載される
「デイデイト」にはこれまで「Cal.3055」「Cal.3155」などのムーブメントを採用してきており、現行モデルには「Cal.3255」が搭載されています。ロレックスは自社で開発した最新のムーブメントをいち早く「デイデイト」に搭載するようになっており、「デイデイト」に対するロレックスのこだわりが感じられます。
文字盤に天然石などの自然素材が採用されることもある
「デイデイト」の文字盤には希少価値の高い自然素材が使用されることがあります。ラピスラズリやメテオライト、アイゼンキーゼルなどの素材が代表的ですが、これらの自然素材はすべて模様や色合いが異なるため「デイデイト」の特別感を高めている要素のひとつにもなっています。また、どの素材もボディの貴金属と相性がよく、絶妙に調和することでほかにはない唯一無二の高級感を引き出しています。
ロレックスのデイデイトのケースサイズは現行で36mmと40mmのみ
「デイデイト」の現行のケースサイズは36mmと40mmの2種類のみで、41mmは生産終了となっています。36mmモデルはコンパクトなサイズ感でスーツスタイルとも相性が良いため、ビジネスシーンでも使いやすいでしょう。一方、40mmモデルはスポーツモデルさながらの存在感があり、腕元にアクセントが欲しいときにもぴったりです。
ロレックスのデイデイトとデイトジャストの違いは?
1956年に発売された「デイデイト」と1945年に発売された「デイトジャスト」はともにロレックスを代表するドレスモデルですが、両者の違いはどこにあるのでしょうか。ここでは、デザイン面とメンテナンス面における2つのモデルの違いについて解説します。
デザイン面での違い
文字盤に付いた小窓から日付のみを表示する「デイトジャスト」にはステンレスモデルやコンビモデル、金無垢モデルなどがあります。また、文字盤のカラーやベゼルのバリエーションも充実しているため、好みに合ったモデルを見つけやすいのはもちろん幅広いシーンで着用することもできるでしょう。一方、「デイデイト」は日付に加えてフルスペルの曜日も表示されており、先述したようにボディには貴金属しか使用していません。「デイトジャスト」よりもラグジュアリーな雰囲気のものが多く、パーティなどの華やかなシーンで映えやすいモデルが豊富にラインナップされています。
メンテナンス面での違い
腕時計を所有するうえで定期的なメンテナンスは必要不可欠ですが、ロレックスのような高級腕時計の場合にはなおさら重要です。パーツを分解して洗浄し、動きが悪いパーツの交換や調整を行うオーバーホールは、3年~5年に1回実施するのが理想的な頻度だとされています。
「デイデイト」をオーバーホールする場合、交換部品も全て貴金属となってしまうため「デイトジャスト」よりも高額になりやすい傾向があります。最上位モデルである「デイデイト」は、ほかのモデルよりもランニングコストがかかりやすいということを知ったうえで所有するようにしましょう。
ロレックスのデイデイトのなかでも特に価値の高いモデルを紹介
これまで紹介してきたように「デイデイト」は貴金属しか使用しておらず、なかには希少な自然素材を使用した個体もあります。ここでは、金無垢モデルや自然素材を使用したモデルを紹介します。
ロレックス デイデイト Ref.128238 イエローゴールド
イエローゴールドを使用した金無垢の「デイデイト Ref.128238」は、「デイデイト」のなかでは比較的手の出しやすい価格帯となっています。36mmのサイズ感と肌なじみの良いイエローゴールドはフォーマルなシーンにも合わせやすく、さりげない高級感が大人の魅力を引き立ててくれます。文字盤のカラーバリエーションも豊富で、好みに合わせて選ぶことができるのも大きな魅力でしょう。
ロレックス デイデイト Ref.228345 エバーローズゴールド
「デイデイト Ref.228345」のエバーローズゴールドモデルは、ダイヤモンド入りのベゼルによってさらにラグジュアリーな雰囲気に仕上がっています。文字盤には定番のホワイトのほか、チョコレートやオリーブグリーンなどの落ち着いた色合いもラインナップされています。
ロレックス デイデイト Ref.228206 アイスブルー文字盤
ロレックスの文字盤のなかで特に希少なアイスブルー文字盤は、「デイデイト」においてはプラチナモデルにしか採用されていません。針やインデックスにもブルーを採用することで統一感を出し、つるりとした滑らかな質感のポリッシュベゼルがより一層クールな印象を与えてくれます。インパクトのある40mmのケースサイズを採用しており、上品ながらもしっかりとした存在感があります。
ロレックス デイデイト Ref.18238 ラピスラズリ文字盤
「デイデイト Ref.18238」のラピスラズリモデルは、ラピスラズリ特有の吸い込まれるような深い青色の文字盤が魅力です。天然石ゆえに色合いがすべて微妙に異なっており、見る角度を変えることでさらに違った印象になります。36mmのコンパクトなサイズ感で、ゴールドと青色の絶妙な組み合わせが腕元のさりげないアクセントとなるでしょう。
ロレックス デイデイト Ref.228239 メテオライト文字盤
隕石を文字盤に使用した「デイデイト Ref.228239」のメテオライトモデルは、人工的には再現できない隕石ならではの模様と光沢が特徴的です。ギザギザとしたフルーテッドベゼルとインデックスに散りばめられたダイヤモンドによって、シンプルなボディに華やかさがプラスされています。
ロレックス デイデイト Ref.128345 アイゼンキーゼル文字盤
2021年に発売された「デイデイト Ref.128345」のアイゼンキーゼルモデルは、個性的な赤茶色の文字盤がほかにはない魅力を放っています。鉱物の一種であるアイゼンキーゼルは、酸化鉄を含むことによって独特な赤茶色になっており、ボディの18Kエバーローズゴールドとの相性もばっちりです。スタイリッシュかつエレガントな印象に仕上がっているため、性別問わず身につけやすいでしょう。
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ロレックスのハイクラスモデルである「デイデイト」について紹介してきましたが、その圧倒的なクオリティを実際に確かめたくなったという方もいるでしょう。中古ブランドショップのALLU(アリュー)ではロレックスの人気モデルを豊富に取り扱っており、オンラインショップで気になった商品を店舗に取り寄せて実物を確認することも可能です。ロレックスの「デイデイト」をお探しの場合には、ぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。
ロレックスの最上位モデルであるデイデイトは、高級素材を使用したモデルが豊富
ロレックスの数あるモデルのなかで最上位に位置づけられる「デイデイト」は、貴金属のみを使用した高級感のあるデザインが大きな魅力です。文字盤に希少な天然素材を積極的に取り入れていることも「デイデイト」が特別視されている理由のひとつかもしれません。華やかでラグジュアリーな時計を探している方は、ロレックスの「デイデイト」を選択肢に入れてみても良いでしょう。