ロレックスの10年後の価値は?将来的に値上がりが期待できるモデルも紹介!
世界的に有名な高級腕時計ブランドであるロレックス。値崩れしにくく資産価値が高いことでも知られていますが、10年後の価値について気になる方も多いのではないでしょうか。本記事ではロレックスの10年後の価値がどうなるのかを解説し、値上がりが期待できるモデルや価値を維持するための方法について紹介します。
ロレックスは10年後もその価値を維持しているのか?
ロレックスの10年後の価値は断定できるものではありませんが、国内市場においては価値が上がる可能性があります。リーマンショックやバブル崩壊によりロレックスの値段が下がった時期はあったもののすぐに持ち直しており、多少の変動はあっても長期的に見て大きく価値を損なってしまうことは考えにくいでしょう。ただし、品薄状況が劇的に改善されたりブランディングの方向性が大きく変わったりした場合には、その価値に何かしらの影響が出てくるかもしれません。
ロレックスが10年後に値崩れしてしまう可能性は?
先述したようにロレックスは今後も値上がりすることが想定されますが、ロレックスの価値が今後下がらないとは言い切れません。将来的にロレックスが生産数を大幅に増やした場合、需要よりも供給が多くなって値崩れしてしまうことも想定されます。さらに、景気や為替などによって価値が下がる可能性もゼロではないでしょう。
時間をスマホで確認できるようになった現代において、かつてほど腕時計の必要性が感じられなくなっており、実用面で腕時計を購入する方が減りつつあります。ロレックスのような高級腕時計においてはそれほど関係ないかもしれませんが、腕時計を着けるという習慣や文化が薄れていくことが将来的にロレックスのブランド戦略に影響してきても不思議ではないでしょう。
ロレックスの価値はなぜ下がりにくい?
ロレックスの腕時計は価値が下がりにくいことでも知られており、資産として所有している方も少なくありません。ロレックスの価値が下がりにくい理由として、品質の高さやデザイン性、希少性の高さ、ブランディング力などが挙げられます。ここでは、ロレックスの価値が下がりにくい理由について紹介します。
革新的な独自の技術力でクオリティが高い
ロレックスはこれまでの長い歴史のなかで画期的な仕組みやデザインを数多く生み出し、高い技術力によってハイクオリティなモデルをいくつも開発してきました。なかでも「オイスターケース」「パーペチュアル機構」「デイトジャスト機構」はロレックスの三大発明と言われており、現在の腕時計づくりの基礎を築いたといっても過言ではないでしょう。ロレックスは今なおさらなる成長を続けており、腕時計そのものの価値を高めているのはもちろん、ブランドとしての価値も高め続けています。
流行に左右されない普遍的なデザインで、世代を問わず使いやすい
ロレックスの腕時計は販売当初から大きく姿を変えていないモデルも多く、デザイン性の高さもロレックスの価値が下がりにくい理由のひとつとして考えられます。幅広いシーンで使いやすい普遍的な見た目でありながら、一目でロレックスだと分かる洗練されたデザインとなっています。また、派手な装飾が施されていないシンプルなモデルを選んでおけば長く愛用でき、需要の高いスポーツモデルであればリセールバリューも期待できるでしょう。
流通量が少なく、定番モデルであっても入手するのが難しい
ロレックスは人気モデルや数量限定モデルは言うまでもなく、定番モデルでさえも入手困難な状況が今なお続いており、この希少性もロレックスの価値に大きく影響しています。ロレックスは量よりも質を重視して商品を生産しているため市場に流通する量が少なく、生産数を制限することによってその高い価値を維持していると言っても良いでしょう。
高級腕時計としての知名度が高く、ブランディング力に長けている
ロレックスは高級腕時計としての圧倒的な知名度があり、そのようなブランドイメージも価値が下がりにくい要因のひとつです。ロレックスは創業時からメディア戦略に優れており、世間から注目を浴びるような人にロレックスの腕時計を身につけてもらったり、富裕層向けの雑誌などに積極的に広告を掲載したりしていました。このような戦略によってロレックスは高級腕時計という印象を世間に定着させることができ、高級ブランドとしての地位を揺るぎないものとしています。
保証期間が長く、生産終了となったモデルでも製造から30年間は修理体制が保たれている
ロレックスの時計は保証期間が長いことでも知られており、長期的に愛用できるという点もブランド価値が落ちにくいことに寄与しています。一般的な時計メーカーの保証期間が2年間であるのに対し、ロレックスの2015年7月以降のモデルは5年保証。さらに、製造されてから30年間は同じパーツや機械が保存されているため生産や販売が終わっているモデルであっても修理することができ、古いモデルであっても高い価値を維持しやすくなっています。
ロレックスで将来的に値上がりが期待できるモデルを紹介
モデルや型番によって異なりますが、ロレックスの腕時計は今後も価値が下がりにくいと考えられます。ここでは、ロレックスの腕時計で将来的に値上がりが期待できる5つのモデルを紹介します。
ロレックス サブマリーナ
1953年、ロレックス初のダイバーズウォッチとして「サブマリーナ」が発表されました。当時の防水性は水深100mまででしたが、現在では水深300mまで耐えられるように進化しています。目盛りの入った回転ベゼルや発光するディスプレイ、大きめの針とアワーマーカーが特徴的で、水中で使いやすいように設計された本格的なデザインが魅力です。
ロレックス コスモグラフ デイトナ
「コスモグラフ デイトナ」は1963年に発売されて以来、ロレックスの専門技術を象徴する腕時計として親しまれてきました。ロレックスで唯一のクロノグラフモデルであり、希少性が高く入手するのが難しいことから値崩れが起こりにくいモデルと言われています。ベゼルやミニッツトラック、3つのカウンターが印象的で、白文字盤に黒色のカウンターを配置したモデルは俳優のポール・ニューマンが着用していたことでも有名です。
ロレックス エクスプローラー
「エクスプローラー」は探検家や登山家に向けて開発されたモデルで、極地や山などの過酷な環境下でも正確に時間が刻めるように設計されています。また、ビジネスシーンからカジュアルシーンまで幅広く着用することができるシンプルなデザインも大きな魅力です。
「エクスプローラーⅠ」のなかでも「Ref.1016」は特に希少価値が高く、1980年代後半に生産終了となっているものの今なおファンを魅了し続けています。
ロレックス GMTマスター
「GMTマスター」はパン・アメリカン航空の国際線パイロットのために開発したモデルで、2〜3箇所の時刻が分かる機能を搭載。「GMTマスターⅠ」では最大2つの時刻を設定でき、「GMTマスターⅡ」では3つの異なる時刻が把握できるようになっています。発表された当初は「サブマリーナ」や「エクスプローラー」ほどの人気はなかったものの、2007年のモデルチェンジをきっかけに注目を集めるようになり、それとともに旧型やヴィンテージモデルも再注目されるようになりました。
ロレックス デイトジャスト
1945年に発表された「デイトジャスト」はロレックスのドレスウォッチを代表するモデルで、発売当初からほとんど姿を変えていないのが特徴です。小窓に日付が表示され、午前0時になると瞬時に日付が変わる「デイトジャスト」機能を搭載しており、文字盤や素材、サイズなどのバリエーションも豊富に揃っています。
ロレックスの価値を10年後まで維持し続けるには?
ロレックスを購入するからには、その価値をできるだけ長く維持したいと考えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、ロレックスの価値を維持するための方法を紹介します。
化粧箱などの付属品も大切に保管しておく
購入時に受け取った化粧箱や保証書などの付属品を揃えておくことで買取額が高くなる可能性があるため、購入時に付属していたものはすべて保管しておくのがベストです。ただし、付属品が揃っていないだけで買取額が大幅に下がってしまうことは稀なので、腕時計本体はできるだけ購入時に近いコンディションを維持できるように大切に扱いましょう。
劣化しにくいよう品質管理をしっかり行う
ロレックスに限らずブランド品を売却する場合、売却時の状態が新品に近ければ近いほど高値がつきやすくなるため、日頃のメンテナンスが非常に重要です。腕時計は長期間使用しないと内部の油が固まってしまうため、1か月に1度はゼンマイを巻き上げて時計を駆動させるようにしましょう。また、精密機器であるロレックスは磁気の影響を受けやすくなっており、強い電磁波や磁気の近くでの保管はNGです。
人気モデルや限定版など希少価値の高いものを購入する
ロレックスの価値を下げない方法のひとつとして、流通量の少ない人気モデルや限定版モデルを購入することも有効です。希少価値が高く需要のあるモデルにおいては、価値が長期的に維持されるだけでなく将来的に価値が高くなる可能性もあるでしょう。人気モデルや限定モデルは通常モデルよりも価格が高く、購入時の出費も大きくなってしまうため、将来的な価値と予算のバランスを考えて選ぶのが理想的です。
景気や為替など世界の経済状況を確認する
ロレックスは世界中で品薄状態が続いているため、世界の経済状況や情勢がその価値に影響することがあります。景気や為替などで経済状況を定期的にチェックしておくと、ロレックスの価値の変動がつかみやすくなり、売却するタイミングを見定められるようになるかもしれません。
ロレックスの品薄状況が続くようであれば、10年後も価値を維持している可能性が高い
ロレックスは今なお世界中で需要が高く、品薄状況が劇的に改善されない限りは今後も価値が下がりにくいと考えられます。モデルや型番によっても将来的な価値は変わってくるため、本記事で紹介した値上がりが期待できるモデルを参考にロレックスの購入を検討してみると良いでしょう。
中古ブランドショップのALLU(アリュー)ではロレックスなどのブランド品を豊富に取り扱っています。オンラインショップで気になった商品を店舗に取り寄せて実物を確かめることもできるため、ロレックスの購入を検討している場合にはぜひ利用してみてください。