ロレックスにシースルーバックモデルが登場!2023年発売のデイトナやパーペチュアル1908を紹介
![ロレックスシースルーバック_01](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0562/6901/3081/files/Rolex_See_Through_Back_01.jpg?v=1715730580)
ロレックスは2023年の新作として初めて、シースルーバックを採用したオイスターケースモデルを発売しました。本記事では、シースルーバックの魅力や、シースルーバックが採用されたモデルなどを紹介します。
シースルーバック(裏スケルトン)とは?
![ロレックスシースルーバック_02](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0562/6901/3081/files/Rolex_See_Through_Back_02.jpg?v=1715730580)
シースルーバックは、裏蓋を透明なガラスで覆ったデザインの総称で、「裏スケルトン」「裏スケ」「トランスパレントバック」などと呼ばれることもあります。機械式時計の美しいムーブメントを裏側から鑑賞できるため、時計愛好者を中心に高い人気があります。
内部の精巧な造りやブランドのこだわりが見えることは、時計自体の芸術性や審美性を高めるというメリットがあります。一方で、耐久性の低下というデメリットもあるため、採用には高い技術力が求められます。
シースルーバックは、サファイアガラスの技術向上にともない、さまざまなブランドで採り入れられてきました。しかし、ロレックスはこれまで2016年に生産終了となった「チェリーニ・プリンス」でシースルーバックが採用されて以降、採用例がありませんでした。
シースルーバックの魅力
通常の裏蓋はソリッドバックといい、非常に堅牢であるものの、歯車の精密な絡み合いを鑑賞することはできません。一方、シースルーバックは、サファイアガラス越しに機械式ムーブメントの美しさをじっくり楽しむことができます。 高級時計は一般のカジュアルな時計よりも趣味性が高く、ムーブメントが見えるかどうかは非常に重要なポイントと言えます。時計の精度も重要ですが、芸術性や装飾も評価の対象となるため、ロレックスのシースルーバックモデルの登場は愛好家にとって待ち望まれていた変革だったと言えるでしょう。
2023年、ロレックスの新作にシースルーバックモデルが登場
![ロレックスシースルーバック_03](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0562/6901/3081/files/Rolex_See_Through_Back_03.jpg?v=1715730579)
日本ロレックスは、2023年の新作として8つのモデルを発表しました。ここでは、オイスターパーペチュアルケース初のシースルーバックとして注目が集まった、ロレックス初のシースルーバックモデルをご紹介します。
ロレックス コスモグラフデイトナ
2023年に誕生60周年を迎えた「コスモグラフデイトナ」。「クロナジーエスケープメント」や「パラフレックス ショックアブソーバ」などの革新的な技術が詰め込まれた、新型ムーブメントの「キャリバー4131」が特徴的です。
また、機能だけでなく、クラシカルな仕上げを再解釈したとされる「コート・ド・ジュネーブ」装飾の美しさもポイント。シースルーバックモデルであれば、この「キャリバー4131」が持つ精巧さと芸術性を存分に堪能できるでしょう。 シースルーバックは、アイスブルーダイヤルの「950プラチナモデル」にのみ採用されています。
ロレックス パーペチュアル 1908
完全新作となる3針でスモールセコンドを備えた「パーペチュアル1908」。名前の「1908」は、ロレックスの商標がスイスで正式に登録された年を表しています。
採用されたムーブメントである「キャリバー 7140」は、伝統的な「コート・ド・ジュネーブ」の縞模様や、細かなポリッシュ仕上げの溝といった独自の装飾が魅力。
「シロキシ・ヘアスプリング」や「クロナジーエスケープメント」、「パラフレックス ショックアブソーバ」といった、ロレックスが特許を持つ技術も詰め込まれています。シースルーバックでは、その芸術的な機能美をじっくりと観察できます。
ロレックスにシースルーバックモデルがなかった理由
![ロレックスシースルーバック_04](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0562/6901/3081/files/Rolex_See_Through_Back_04.jpg?v=1715730579)
高級時計にとってムーブメントの観賞は大きなポイントですが、ロレックスがこれまでシースルーバックモデルを導入しなかった理由には、以下のような要因が絡んでいます。
機能性と堅牢性を重視していたため
ロレックスは機械式時計の進化において積極的なイノベーションを追求しており、精密なムーブメントや耐久性向上に焦点を当てています。シースルーバックが登場するまでは、裏側の美しさよりも機能性や堅牢性を重視するのがロレックスの歴史的な傾向でした。
また、シースルーバック採用によって生じる耐久性の低下や気密性の懸念は、この基本的な方針と矛盾してしまいます。常に耐久性と実用性を重視してきたブランドだからこそ、シースルーバックの採用を見送ってきたと考えてもいいでしょう。
オイスターケースとの両立が難しかったから
ロレックスの特徴であるオイスターケースは、防水性と防塵性に優れた構造が特徴です。ガラス製のシースルーバックは、オイスターケースの堅固な構造と矛盾しかねないとして、敬遠されていた可能性もあります。
ロレックスをシースルーバックにカスタムするメーカーも
![ロレックスシースルーバック_05](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0562/6901/3081/files/Rolex_See_Through_Back_05.jpg?v=1715730579)
ロレックスのシースルーバックモデルについて紹介してきましたが、他のモデルのシースルーバックが欲しいという方は、スケルトンコンセプトというメーカーをチェックしてみるといいかもしれません。
スケルトンコンセプトは、フランス・パリに本社を置くカスタムメーカーで、スポーツ選手とのコラボモデルや、個人のオーダーメイドでロレックスのカスタムモデルを製作しています。
スケルトンコンセプトの製品はすべて受注生産になっているため、生産本数が非常に限られていますが、ハイクオリティな仕上がりと独自性を目当てに利用される方も多いようです。
ロレックスのシースルーバックモデルをALLUで探す
中古ブランドショップのALLU(アリュー)では、ロレックスのリユース品を幅広く扱っています。オンラインショップはもちろん、実店舗で現物を確かめてから購入することもできるため、ロレックスのシースルーバックをお探しの場合は、ぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。
ロレックスの高い技術力により、シースルーバックへのモデルチェンジが実現
機能性と堅牢性を重視してきたロレックスにおいて、シースルーバックモデルの発売は大きな変革と言えます。ロレックスが誇る高い技術力によって実現したシースルーバックモデルでは、緻密で美しいムーブメントをじっくりと楽しむことができるでしょう。