2024.02.19
シャネルを率いた"モード界の帝王"カール・ラガーフェルドってどんな人?
シャネルを率いた

Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)は、ドイツ出身のファッションデザイナー。彼はこれまで、様々なメゾンブランドのデザイナーとして、功績を残しており、「モード界の皇帝」という異名を持っています。
「シャネル」や「フェンディ」、他にもメゾンブランドのヘッドデザイナーとして、さらにはファッション×アートのプロジェクトでも、才能を発揮し、ファッション業界で知らない人がいないほど、重鎮のような存在でした。

メゾンブランドのデザイナーとして築き上げたキャリア

パリのオートクチュール組合が経営する学校にてファッションを学び、同級生には「イヴ・サンローラン」の創設者であるサンローランや、文化服装学院名誉学院長・ファッションデザイナー育成者である小池千枝などが在籍していたと言われています。

彼は、国際羊毛事務局主催のデザインコンテスト・コート部門で優勝を果たし、卒業後は、ピエール・バルマンのアシスタントとしてキャリアをスタートし、オートクチュールデザインを手掛けていました。そんな華々しい成績を残し続けてきたカールですが、彼の最初のコレクションは、世論ではあまり評判が良くなく、「プレタポルテとしては十分であるが、オートクチュールではない」と酷評を受けたほど。一度ファッション業界を離れたこともあるくらいカールは苦労した時期もあったと言われています。

その後、フリーランスデザイナーとして、CHLOE(クロエ)と契約をスタート。当初は、シーズンのうち数点をデザインするのみでしたが、徐々にコレクションのデザインをほぼ全てデザインするようになりました。
CHLOE(クロエ)での経験を経た後に、カールがデザイナーに就任したのがFENDI(フェンディ)でした。伝統的な毛皮のコートとミリタリーなどの異素材をミックスさせる斬新なスタイルは、今もなお「カールらしいデザイン」として、愛され続けています。さらに、ズッカ柄と呼ばれる、FENDIの頭文字Fを2つ組み合わせたロゴもカールが作り出したものなんです。

低迷したシャネルを再興へ

デザイナーとしてFENDI(フェンディ)に50年ほどデザインを施しながら、同時にシャネルのヘッドデザイナーに就任。
CHANEL(シャネル)創設者であるガブリエル・シャネルが亡くなって低迷していたシャネルを再興に導き、近年まで数々のIT BAGを生み出し続けてきたのがカールです。

偉業を成し遂げ、多くのメゾンを救ったカール

創設者ココシャネルが亡くなって以来、低迷してしまったCHANEL(シャネル)。低迷した老舗メゾンが再興するというのは当時なかなかありえないことだったため、シャネルからデザイナー契約が来た際、カールは周りの友人に止められたという逸話もあったそうです。
シャネルから二度目の契約を受け、オートクチュール、プレタポルテの制作を開始。彼が手がけた初のコレクションは、ファッション業界において高い評価を得るとともに、販売促進も加速し、回復していきました。

カールが老舗ブランドを再興させるという偉業を達成したことで、落ち込んでいた多くの他ブランドも、新進気鋭なデザイナーを採用するという、同じ手法を用いて再興をするようになりました。GUCCIやDIORもその一つです。

カールの遺作「シャネルのIT BAG」たち

実はシャネルが手掛けたのは2.55のみということはご存知でしょうか?今回はカールが手がけたベストセラーバッグをご紹介します。
彼は、彼なりのデザインを施すだけでなく、創設者であるココシャネルへのリスペクトを感じさせるアイテムを多く生み出してきました。

2.55

2.55

シャネルが手がけたバッグ。当時チェーンは「男性が身につけるもの」と言う概念を覆したのがシャネル2.55。1955年2月に発売されたことから、2.55と名付けられました。女性が身につけることができる初のチェーンバッグとなりました。
シャネル2.55はとてもロマンティックなバッグとも呼ばれており、中には、ラブレターを入れる場所と、ペンを入れるケースが付いているのが特徴です。シャネルが恋人にラブレターを渡す際に持っていくバッグとして有名です。

マトラッセ

マトラッセ

シャネル2.55にインスピレーションを受け、カールが生み出したのが、マトラッセ。バッグの作りは、シャネル2.55と同じく、ラブレターとペンを収納する場所がしっかりと付いています。
昔のマトラッセは、ココマークの金具部分が純金で作られていたり、素材が現行のものと違う点もヴィンテージマトラッセを楽しむポイントです。
カールがデザインした、マトラッセがシャネルを復活させたと言っても過言ではないほど、人気を博したバッグとなりました。

ボーイシャネル

ボーイシャネル

シャネルのボーイフレンドが「ボーイシャネル」と親しみを込めて呼ばれていたことから、名付けられたバッグ。ボーイシャネルは猟銃が趣味で、彼が持っていた銃弾を詰めるバッグから着想を得てデザインされたバッグです。
発売当時から今まで人気の高いバッグです。

ガブリエル ドゥ シャネル

ガブリエル ドゥ シャネル

シャネルは女性が持つバッグとされていましたが、ガブリエル ドゥ シャネルが発売されてから、「シャネルは男性が持ってもいいもの」と言うイメージが段々と浸透してきました。
現在では、男性でもシャネルのチェーンバッグを身につける方が多いですが、そのきっかけになったのは、ガブリエル ドゥ シャネルでした。

カールから次の世代へ

異素材ミックス

PVCとレザー、デニムとエナメル、など、初めて異素材をミックスさせたのがカールと言われているほど、革新的なデザインが多いのが特徴です。彼が生み出したバッグは、ファッション業界に新しい風を吹き込むものばかりでした。

彼が亡くなってから5年。現在シャネルのデザイナーは、カールの右腕だったデザイナーに引き継がれています。
今後のシャネルの新作に期待が高まるのと同時に、これまで彼が手かげたアイテムがどれだけ素晴らしいものだったのか、気づく人が多いかもしれません。

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