エルメス
歴史ある高級メゾン、エルメス(HERMES)。1837年にパリで馬具工房を創業したのがエルメスの始まりです。職人の卓越した技術と最高級素材によって機能的で美しい名品たちが世に生み出され、上流階級にも愛される高級ブランドとして発展しました。グレース・ケリー妃が愛用していたことに敬意を表して名付けられたバッグ「ケリー」は半世紀以上、女優ジェーン・バーキンのために作られたバッグ「バーキン」は40年以上も愛されているエルメスの傑作です。バッグに限らず数多くの名品を生み出しているエルメスは、現在も"世界の憧れ"としてファンを魅了し続けています。
- バーキン
(Birkin) - ケリー
(Kelly) - ボリード
(Bolide) - ピコタン
(Picotin) - リンディ
(Lindy) - ガーデンパーティ
(Garden Party) - エブリン
(Evelyne) - コンスタンス
(Constance) - ジプシエール
(Jypsiere) - プリュム
(Plume)
- アザップ
(Azap) - ベアン
(Bearn) - カルヴィ
(Calvi) - カレ
(Carre Scarf) - ツイリー
(Twilly) - シェーヌダンクル
(Chaine d'ancre) - エマイユ
(Enamel)
- エルメス ミニコンスタンス □D ベルト 75 レザー
- ¥33,000
- エルメス ビーチタオル コットン ブルー×オレンジ
- ¥22,000
- エルメス ガーデンパーティ36 PM ポケット トワルリーガ×ネゴンダ ヴェールアングレ シルバー金具 X:2016年
- ¥232,100
- エルメス Hロゴ 〇G1977 ベルト 95 レザー×GP ボルドー
- ¥33,000
- エルメス サックコロラドMM ヴァッシュリエジェ×トワルアッシュ ベージュ シルバー金具 □I:2005年
- ¥105,600
- エルメス リンディ30 エバーカラー ブルードガリス シルバー金具 □Q:2013年
- ¥402,600
- エルメス ガーデンパーティ36 PM ネゴンダ エトゥープ シルバー金具 C:2018年
- ¥409,200
- エルメス ピコタンロック22 MM トリヨンクレマンス ゴールド シルバー金具 X:2016年
- ¥355,300
ABOUT HERMES
エルメスの歴史
エルメスは1837年にフランス・パリで馬具工房として創業されました。当初、創立者であるティエリ・エルメスは馬具やサドルの製造を専門とし、エルメスは高品質な素材と職人技術の高さからナポレオン3世やロシア皇帝などの王侯貴族からも愛用されるほど発展します。しかし時代は、技術の進歩とともに移動手段が馬車から自動車へと移り変わります。それを予見していた三代目のエミール・モーリス・エルメスは、バッグや財布などの革製品の製造をスタートします。それに留まらず腕時計や服飾品、スカーフ、香水なども展開し、現在ではエルメスはフランスを代表する高級ファッションブランドに拡大しました。シンプルで上品なデザイン、最高品質の素材とハイクオリティな職人技術によって製造された製品は、今日も世界のファッショニスタやセレブリティたちの間で絶大な支持を誇っています。
エルメスがトップメゾンである理由
エルメスが革製品の最高峰ブランドである理由は、職人による熟練の技にあります。創業以来、エルメスは一人の職人が最初から最後まですべての工程を手作業で行うことをポリシーとして掲げています。そのためそもそもの生産数が少なく購入できる顧客が限られており、更には職人不足などにより資産価値は年々上がり続けています。またエルメスは製品にギャランティカードを添付しておらず、代わりに製品それぞれに刻印を施します。この刻印には製造年やアトリエ名、職人のナンバーが含まれており、製品を修理する場合は手掛けた職人による修理が保証されています。このようにエルメスというブランドは、増加し続ける資産価値や希少性、そして最高品質を追求した職人技の保証があることで、高いステータス性を持っているのです。
ロゴ「ル・デュック」の由来
1945年から使用されている「ル・デュック」の名称で知られるエルメスのロゴマークは、馬具工房からのルーツを象徴しています。ロゴには「馬車=ブランドアイテム」「従者=職人」とそれぞれ意味を持つイラストが描かれています。馬車に主人が描かれていないのには、エルメスを購入するお客様が主人であり「エルメスの職人(従者)は最高品質の製品(馬車)を用意し、それを選ぶのはお客様自身(主人)です」というエルメスのポリシーが表されています。
最高級バッグの代名詞「バーキン」
世界で最も有名なバッグ「バーキン」。世界的歌手で女優のジェーン・バーキンがたくさんの荷物が入る実用的でエレガントなバッグが見当たらないことを当時のエルメス社長に打ち明け、それをきっかけに製作されたため"バーキン"という名前が付きました。エルメスのバッグの中でも特にファンが多く、裕福である象徴としてコレクションする世界のセレブもいるほどです。
洗練されたエレガンスの象徴「ケリー」
エルメスでバーキンに並び代表的なバッグ。1935年に「サック・ア・クロア」として誕生し、1955年にグレース・ケリーが使用したことで世界的に注目を集めました。翌年、彼女への敬意を込めて「ケリー」と改名されました。洗練された気品と汎用性の高いデザインが特徴で、フォーマルからカジュアルまで幅広く使えます。多様な派生モデルがあり、個人の好みに合わせて選べることも人気の理由です。
高品質なデイリーエルメスバッグ「ピコタン」
エルメスのピコタンは2003年に登場し、馬の餌袋からインスピレーションを得たデザインで、名前は中世フランスの計量単位「ピコタン」に由来します。ピコタンは廃盤してしまいますが、2008年には南京錠付きの「ピコタンロック」が発表されました。シンプルで実用性が高く、普段使いにさりげなくエルメスを取り入れたい方に選ばれています。サイズとカラーバリエーションが豊富な点も人気の理由です。
革製品に留まらない品質の追求
エルメスは革製品に留まらず、多様な製品ラインで世界的に高い評価を得ています。1920年代から時計製作を開始し、1978年にはスイスに専門子会社を設立しました。ジャガー・ルクルトとのコラボレーションや革製ブレスウォッチの先駆的な開発など、独自の時計製作の歴史があります。スカーフ製造にも注力し、木版技法からシルクスクリーンによる技法を取り入れ、80色程の精密なプリントが好評を呼び拡大。ジュエリーも人気で、「シェーヌダンクル」や「コリエ・ド・シアン」など長く愛され続ける独創的なデザインを生み出しており、ファッション業界でも重要な地位を維持しています。