ロレックスの理想的な保管方法とは?保管するうえでの注意点についても紹介
高級腕時計の代名詞であるロレックスは独自の優れた技術を駆使して精巧に作られているため、適切に扱えば長期間使い続けられると言われています。しかし、いくらクオリティが高いとはいえ、好ましくない環境で保管したりオーバーホールを怠ったりすれば劣化を早めることにもつながりかねません。本記事では、ロレックスの理想的な保管方法や保管するときの注意点について紹介します。
ロレックスは精密機器のため、適切に保管する必要がある
ロレックスは大量生産を行わず、優れた技術や職人のもとでひとつひとつが丁寧に製造されているため、適切な環境で管理できれば一生使い続けられると言われています。その一方で、保管方法や管理方法を誤ってしまえば、長期にわたって愛用することは難しくなってしまいます。特にロレックスは非常に緻密なパーツで構成された精密機器であるため、劣化や故障につながる原因を避けて適切な環境で保管することが大切です。
ロレックスは保管するよりも着用したほうが長持ちしやすい?
ロレックスに限らず、腕時計は日常的に着用することを前提にして作られるのが一般的です。定期的に着用してムーブメントを動かし、適切な管理やメンテナンスを行うことでクオリティを維持しながら長く使用することが可能となります。しかし、長期間着用せずに保管しておくとムーブメントが止まったままの状態になり、劣化や動作不良を引き起こしてしまうケースも少なくありません。そのため、ロレックスを着用せずに資産として保管しておく場合には、好ましい保管環境のもとで定期的なメンテナンスを心がけるようにしましょう。
ロレックスの理想的な保管方法は?
大切なロレックスを長持ちさせるためにはどのように保管するのが良いのでしょうか。ここでは、理想的なロレックスの保管方法について紹介します。
購入時に付属している専用のケースで保管する
ロレックスは、購入時にセットでもらえる専用のケースのなかで保管するのが望ましいとされています。ケースに入れておくと本体に傷がつくのを防げるのはもちろん、ホコリや日焼けによるダメージからも守ることができます。ロレックスを日常的に着用しているという方も、着用後はできるだけケースに入れて保管するようにしましょう。
長期間着用せずに保管する場合は、定期的にリューズを巻き上げるようにする
ロレックスを長期間着用しない場合は、ケースに入れたまま放置せず定期的にリューズを巻き上げるようにしましょう。目安としては3日に1回程度巻き上げるようにするのが理想的です。適度にムーブメントを動かすことによって内部の潤滑油が固着するのを防ぎ、部品が劣化してしまうのを回避することができます。なお、自動巻き式時計は腕の振動によって自動でゼンマイが巻き上がりますが、着用せずに腕時計を振って巻き上げようとすると強い衝撃が加わるおそれがあるため、リューズを使ってゼンマイを巻くことが大切です。
3年~5年を目安にオーバーホールを行う
ロレックスを所有するうえで定期的なオーバーホールは必要不可欠です。オーバーホールによって部品の洗浄や交換を行うことで美しい外観を保てるのはもちろん、内部パーツについても良好な状態を維持することができます。日頃のメンテナンスや掃除だけではどうしても汚れやダメージが蓄積してしまうため、3年~5年を目安にオーバーホールを実施するようにしましょう。
ロレックスを保管するときの注意点は?
ロレックスの理想的な保管方法について紹介してきましたが、保管する際の注意点についてもあわせてチェックしておきましょう。直射日光の当たる場所や高温多湿の場所を避けて保管する
直射日光が当たる場所にロレックスを放置してしまうと、紫外線の影響で文字盤やベルトなどが日焼けする恐れがあります。また、温度や湿度の高い環境は錆びやカビなどの原因にもなりかねません。日の当たり具合や温度、湿度などを確認してから適切な環境で保管するようにしましょう。
クローゼットやタンスなどの防虫剤にも注意
防虫剤には腕時計の部品の変色につながる成分が含まれているケースがあります。そのため、クローゼットやタンスでロレックスを保管するときは防虫剤の使用を避けるか、あるいは別の場所を選んで保管するのが良いでしょう。
磁気を発する電子機器から遠ざけて保管する
精密機器であるロレックスは磁気の影響を受けてしまう可能性があるため、電子機器から遠ざけて保管するのが安心です。パソコンやスマートフォン、テレビ、冷蔵庫、電子レンジなどの磁気を発する機器から5cm~10cmほど離すようにしましょう。
着用した後は、汗やホコリなどを拭き取ってから保管する
汗などが付いたまま保管すると腕時計が錆びてしまうリスクがあるため、着用後は本体に付いた汗や皮脂などの汚れを拭き取っておくのが理想的です。腕時計の汚れを拭き取る際はファイバークロスのような柔らかい布を使い、汚れがたまりやすい部分は柔らかいブラシなどで丁寧に掃除するのがポイント。
ほとんどのモデルに100mの防水性能があり、水洗いも可能
ロレックスのすべてのモデルが当てはまるわけではありませんが、現行モデルのほとんどは防水性能が高いため、水道水で洗い流す程度であれば水洗いが可能です。水洗いするときはリューズに緩みがないかを確認して、防水性がしっかり確保されている状態で手入れするようにしましょう。
落下の可能性がある不安定な場所には置かない
ロレックスを保管するときだけでなく一時的に置いておくときも、不安定な場所は避けるようにしましょう。現行のロレックスはケースや風防に耐久性の高い素材が使用されているものの、落下の衝撃によって傷がついたり故障したりする可能性もゼロではないため、高さのない安定感がある場所で保管するのがベストです。
ワインディングマシーンに入れたままにしておく
ワインディングマシーンは腕時計のゼンマイを自動的に巻き上げてくれる便利な機器ですが、入れっぱなしにして必要以上にゼンマイを巻き上げてしまうと内部パーツの劣化を早めてしまいます。毎日着用している場合にはそのような心配はないかもしれませんが、着用する頻度が低いという方は定期的に手でリューズを巻き上げるのが無難でしょう。
ロレックスの保管方法は、直射日光や磁気を避けて専用のケースで保管するのがベスト
ロレックスは付属品の専用ケースで保管し、日常的に着用してムーブメントを動かしておくことが重要です。保管の際には直射日光や高温多湿、磁気などを避けて保管するのが理想的であり、資産として所有している場合は定期的にゼンマイを巻き上げるなどして、動作状況をこまめにチェックする必要があります。大切なロレックスをできるだけ長持ちさせたい方は、本記事で紹介した保管方法や注意点を参考にしながらベストな保管場所を探してみましょう。
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